イタリアを代表する世界的な老舗ファッションブランド。1921年、Guccio Gucci(グッチオ・グッチ)がイタリア・フィレンツェに旅行鞄や馬具を取り扱う皮革製品店を創業。世界で初めて商品にデザイナーの名前を入れた、まさに現代ブランド創設のブランドともいえる。世界に影響を与えるラグジュアリー・ブランドのひとつ。
緑・赤・緑のテープ(馬の腹帯)や、ダブルGを表面に捺染したジャガードのバッグ、メトロポリタン美術館に出展したビットモカシンや全てが手作りというふれこみのバンブーバッグ等、多数のヒット商品を世に輩出。
セカンド・ラインを作らず、他のブランドのようにレストランやリゾートに手をつけない。本業のファッションを追求、管理を徹底する。メイド・イン・イタリーにこだわり、最上の伝統を最上の品質で、過去のよいものを現代に反映させる商品作りをコンセプトとする。シンプルかつモダン。セクシーさと華やかさをミックス。
現デザイナーはFrida Giannini(フリーダ・ジャンニーニ)。
公式サイト
GUCCI
http://www.gucci.com/
1921年、Guccio Gucci(グッチオ・グッチ)が40歳のとき、イタリア・フィレンツェのヴィーニャ・ヌォーヴァ通りに旅行鞄や馬具を取り扱う皮革製品店を創業。
彼は1881年、イタリアのフィレンツェに生まれ、創業以前は、単身パリやイギリスを渡り歩いた。そこで洗練された都市の文化や美学を学び、高級革製品についての知識と独自のビジョンを養ったと言われている。
高い技術を持つ革職人を集め、洗練された文化を活かしながら高品質の革製品を提供。これがたちまち評判を呼ぶ。
1938年、フィレンツェでの圧倒的な成功を基に、ローマに新店舗をオープン。
この頃にグッチオ・グッチのイニシャルのGをふたつ組み合わせた、いわゆるGGマークを自ら考案。
1947年、有名な「バンブー・ハンドルバッグ」誕生。竹と革を組み合わせたバッグで、GUCCI最初のブランドアイコンとなる。
1950年代、グッチのトレードマークとも言える、ウェビング・ストライプのバッグや、メタル・ビットのモカシンなど、馬具のモチーフを取り入れた代表作を次々に生み出す。
1953年、グッチオ・グッチ死去。息子ヴァスコ、アルド、ユーゴ、ロドルフの4人が家業に携わる。中でも三男アルド・グッチは、グッチオの後を引き継ぎ、卓越した手腕で世界的なブランドへと成長させていく。
同年、ニューヨーク店オープン。
1961年、イタリア以外ではヨーロッパ初となるロンドン店がオープン。ニューヨーク・ロンドン・パリと次々に大都市への出店を成功させる。
この頃からグッチ家の内紛が表面化。事業の相続や保有株、店舗運営などでの問題で、家族の間で揉めごとが頻発。
1960年代に入り、GGロゴを積極的に展開。高級ブランドとしての地位を固めていく。
1960年代から70年代にかけて、香港や東京といったアジア展開を開始。
1970年代終盤、世界的な高級ブランドとして絶頂期を迎える。
1980年代に入り、以前から問題視されていたグッチ家内の紛争をきっかけに、破産寸前まで経営状態が悪化。ブランドイメージは著しく低下。
1989年、ドーン・メローがクリエイティブ・ディレクターに、ドメニコ・デ・ソーレがグッチ・グループの社長に就任し、新たな経営陣による再建が始まる。
1994年、Tom Ford(トム・フォード)が、クリエイティブ・ディレクターに就任。
1995年ミラノコレクションでは、グッチの絶頂期を思い起こさせるシックでエレガントなウェアを発表。トム・フォードの新生グッチは世界のトップブランドとしての地位を再び獲得する。
2003年、ドメニコ・デ・ソーレ、トム・フォードがともにグッチを去る。
2004年5月より、英蘭ユニリーバの冷凍食品部門のトップを務めたロバート・ポレットが
社長兼最高責任者を務める。
トム・フォードの後任としてはレディースウェアにAlessandra Fachinetti(アレッサンドラ・ファキネッティ)、メンズウェアにJohn Ray(ジョン・レイ)、アクセサリ部門にFrida Giannini(フリーダ・ジャンニーニ)が就任。
2004-05秋冬コレクションを最後にアレッサンドラ・ファキネッティが退任。わずか2シーズンでグッチを去る。
2005年7月、マーク・リーが社長兼最高責任者に就任。
2005-06秋冬コレクションを最後にジョン・レイが退任。
2005年、フリーダ・ジャンニーニが32歳にしてメンズ・レディース両部門のクリエイティブディレクターに就任。
Frida Giannini(フリーダ・ジャンニーニ)
1972年、ローマ生まれ。ローマ・ファッション・アカデミーでファッションデザインを学ぶ。
1997年より、FENDI(フェンディ)のデザイナーとして腕を磨く。
2002年より、トム・フォード率いるグッチのバッグデザインのディレクターに就任。その後バッグだけでなく、アクセサリーや靴、革小物など、幅広い分野でその類まれなるセンスを発揮。
2005年、32歳にしてメンズ・レディース両部門のクリエイティブディレクターに就任。