稼働率100%の「泊まれる本屋」が新サードプレイスに ターゲットは地元民

 「泊まれる本屋」がコンセプトのホステル「BOOK AND BED TOKYO」の2号店が、12月2日に京都・祇園にオープンした。「当日キャンセルが出てもすぐに埋まってしまう」という稼働率100%の人気宿泊施設初の地方出店で、狙いは「地元民が泊まれるサードスペース」。来年中には都心部をはじめ、全国の主要都市にも出店する考えだ。

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泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」2号店が京都に今秋オープン

 京都店は3路線が徒歩圏内で、最寄り駅となる京阪電鉄「祇園四条」駅からは徒歩30秒という好立地。雑居ビルの9階に出店しながらも、窓からは祇園のランドマークである日本最古の劇場「京都四條 南座」や鴨川、八坂神社をはじめとする京都の街並みを望め、京都の夏の風物詩である五山送り火を眺めることができるという。

honya01-20161203_001.jpg窓からは京都四條 南座や鴨川が見える

 最大5000冊を収納出来る大きな本棚の中に、20床(STANDARDとCOMPACT、RIVER VIEWの3種類)のベッドを備え、マットには耐久性に優れたクッション材ブレスエアーを採用。本棚を囲むようにテーマカラーの青いソファーが設置され、館内にあるバースペース「BOOK AND BED AND BEER」で購入した地元京都産のビールを片手に読書を楽しめる。

honya012-20161203_001.jpg壁際にはソファを配置

honya-20161203_002.jpgビールが倒れない専用ケースも

 ブックセレクトを担当したのはイギリスのガーディアン紙が選出する「世界で一番美しい本屋10」に選ばれた名物本屋「恵文社一乗寺店」。地元密着型の同書店に「コンビニで5ページ読んで『本が好き』と言うようなミーハーな本好きを中心に、読書が本当に好きな人にも刺さるようなセレクトして欲しい」と依頼し、雑誌や漫画、小説、写真集、哲学書といった様々なジャンルに加え、旅行ガイド本や外国人向けの洋書まで京都観光客向けの書籍を2500冊そろえた。

honya-20161203_003.jpgユニークなセレクトも魅力

 1号店の池袋店では20代〜30代の客が多く、利用客の7割が女性だという。「支払いをクレジットカードに限っていることや、宿泊者の顔が見えるという"緩いパブリック感"が安心に繋がっている」と広報部・新規事業部の力丸聡部長は話しており、「地元の方々にとって泊まれるサードスペースという役割が大きい」と体験需要により足を運ぶ人が多く、インスタグラム等のSNSを通じて地方にも認知が広がっているようだ。

bookandbed_kyoto-20161103_00201.jpgノウハウとのコラボレーションパジャマ 写真:BOOK AND BED TOKYO

 池袋店でも人気の「ノウハウ」とのコラボレーションパジャマは、京都仕様の着物スリーブで展開。「祇園という土地柄、観光客もターゲットではあるが、まず泊まってもらいたいのは地元の方々」と地元志向を掲げる理由を、「旅行に行った時に旅行者ばかりが居る場所ばかりではつまらない。都心部で地元の人達が集まる仕組みをつくることで、そこに観光客が来て楽しめるという空間を目指したい」と語っている。

BOOK AND BED TOKYO 京都店

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住所:京都市東山区中之町西入ル200 カモガワビル9階
利用価格 / 宿泊
¥4,800〜(税込) ※土日祝前日、ハイシーズンなどは変動あり
Check in - 16:00から22:00まで / Check out - 翌11:00まで
利用価格 / デイタイム
13:00 ~ 17:00 ※予約不可
1時間ごと:¥540〜(税込) フリータイム(デイタイム営業時間内):¥1,620〜(税込)
※個室・シャワーの利用不可
公式サイト