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世界のファッション企業が中国マーケットに注目
2010年07月03日 05:01 JSTファストファッションブランドから老舗メゾンまで、ファッション企業の中国進出が著しい。世界的な不況下において、発展途上にある中国の巨大マーケットは注目の的。"繊維大国"としての地位を築き上げてきた中国は、時代の変化と共に"アパレル消費大国"へと変貌を遂げつつある。
成長著しい中国消費を牽引するトレンドセッターが「80后(バーリンホウ)」と呼ばれる新人類だ。1980年代に生まれた若者を指す「80后」の人口はおよそ2億人。巨大市場のなかでも、とりわけ消費意欲の強い彼らが注目を浴びている。トレンドに関心の高いF1層(20-34歳の女性層)をターゲットとする「東京ガールズコレクション」は、2011年春に北京で開催決定。ネットショッピング市場も成熟しつつある。
中国を"世界の成長センター"と位置付け出店を加速する「UNIQLO(ユニクロ)」は2010年5月、上海に世界最大のグローバル旗艦店「上海 南京西路店」を出店し、オープン初日から多くの客を集めた。2020年には中国国内で1000店舗体制を築く計画だ。世界の大手アパレルブランドでは、すでに中国へ進出しているスウェーデンの「H&M(エイチ&エム)」やスペインの「ZARA(ザラ)」に加え、アメリカの「GAP(ギャップ)」が中国市場への参入を発表。年内に4店舗のオープンを計画している。
高級ブランドが狙うは中国の都市部に住む富裕層だ。「FENDI(フェンディ)」は2007年に世界遺産「万里の長城」を舞台に大規模なファッションショーを開催。アジア市場へ出店攻勢をかける「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」は2010年、上海中心街に大型店を次々とオープンした。「Hermès(エルメス)」は2010年秋、中国市場向けに立ち上げる新ブランド「shang xia」の出店を計画している。
香港のグローバル企業「Li&Fung」と手を組んだのはセブン&アイ・ホールディングス。傘下の「イトーヨーカドー」で展開するファストファッション型PB(プライベートブランド)を開発する。大手アパレルメーカーのレナウンは、中国の紡績企業グループ山東如意科技集団有限公司と資本業務提携し、グループ傘下に入った。
巨大市場に活路を見いだすべく、世界のファッション企業が目を向ける中国。海外ブランドばかりではなく、一方で現地アパレル企業の発展もめざましい。中国は世界屈指の"ファッション大国"になり得るか。その可能性は未知数だ。
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