スペイン発のファッションチェーン「ZARA(ザラ)」を展開するInditex(インディテックス)グループの売上高が、アメリカのGAP(ギャップ)を超え、アパレル小売部門で世界トップに躍り出たことが発表された。
Inditexの2008年第一四半期の売上高は、前年比9%増の22億2000万ユーロ。一方GAPは前年比10%減の21億7000万ユーロ。ユーロ高の進行と共にアメリカの景気減少によるGAPの収益の落込みが理由とされている。
Inditexグループは、スペインを拠点に商品の原材料から生産、消費者にいたるプロセスやサービス全てを管理するアパレルSPA企業。主力ブランドの「ZARA」をはじめ、「Bershka(ベルシュカ)」「Massimo Dutti(マッシモ・ドゥティ)」「Pull & Bear」「Stradivarius」「Oysho」「Zara Home」などのブランドを所有。2008年7月にはアクセサリーの新業態「Uterque(ウラルケ)」を立ち上げ、いずれも好調に推移している。
同グループの特徴は、そのスピーディーで効率的なサプライチェーン。専属のデザインチームが常に世界中のトレンドをリサーチし、リアルタイムでデザイン化、製造過程を徹底的に効率化して、世界各国に最短1週間という驚きのスピードで出荷するビジネスモデルを確立した。近年では急速な出店拡大を続け、世界70カ国に計3800店以上を展開し、目覚しい成長を遂げている。