日本のアパレルメーカー大手オンワードホールディングスが「Jil Sander(ジル・サンダー)」を買収することが明らかになった。
オンワードは、イギリスの投資会社Change Capital Partners(チェンジ キャピタル パートナーズ)から「Jil Sander」の持ち株会社Violine(バイオリン)社を、1億6700万ユーロで買収することで合意したと発表。全株式の取得は10月上旬を予定している。
「Jil Sander」は1975年にイタリア・ミラノにて創業。1999年にPRADA(プラダ)グループによって買収され、経営改革が行われたが、2000-01年秋冬を最後にデザイナーJil Sanderが辞任。その後Jil Sanderは2003年5月にデザイナーに復帰したが、2004年11月に再び辞任。2005年7月にRaf Simons(ラフ・シモンズ)がクリエイティブ・ディレクターに就任し、ブランドの若返りを図るコレクションを発表。しかしその後、Jil Sanderは2006年2月に投資会社Change Capital Partnersに売却となった。
Raf SimonsのクリエイティビティとChange Capital Partnersの資金力により、Jil Sanderは更なる成長を遂げると期待されていたが、今年に入り再び売却の噂が浮上していた。
オンワードは、オリジナルブランド「23区」や「組曲」、またライセンスブランド「Jean-Paul GAULTIER(ジャンポール・ゴルチエ)」や「Paul Smith(ポール・スミス)」を展開。また伊GIBO Co.(ジボ コー)グループ、英Joseph(ジョゼフ)グループを傘下に収め、海外事業の強化と積極的拡大を進めてきた。
グローバル展開の大きな柱となるJil Sanderの買収によりグループのシナジー効果を生み、国内外事業の更なる成長とグループ全体の中長期的な業容拡大を見込む。