民事再生法の適用を申請したヨウジヤマモトとスポンサー契約を締結したインテグラルが設立した新会社に対し、東京スター銀行が10億円の融資実行を決定したことが発表された。
プライベート・エクイティ投資会社のインテグラルは、2009年10月9日付で東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行った旧・ヨウジヤマモトより、同年11月25日付けで同地裁認可を受け、同社の事業を当社100%出資の新会社ヨウジヤマモトが事業譲受する形で投資を実行した。また、リミヤマモトは、旧・ヨウジヤマモトからの株式譲渡によりこの新たなヨウジヤマモトの子会社となった。
ヨウジヤマモトは、チーフデザイナー山本耀司氏の独自の世界観によるファッション・アートの展開で高級アパレルブランドとして世界的に極めて高い評価を受け、パリコレクションでの長年に亘る実績を有し、フランスのJournal du Textile(ジャーナル・ドゥ・テキスタイル)誌における業界専門家人気デザイナーランキングでトップ10に入るなど日本デザイナーブランド最高位に位置づけられる企業。ブランドラインには、「Yohji Yamamoto」、「Y's(ワイズ)」、およびadidas(アディダス)社とのコラボレーション・ブランドである「Y-3(ワイスリー)」などを有している。リミヤマモトは、チーフデザイナー山本里美氏が新進気鋭のデザイナーとして2006年にパリコレクションに注目のデビューを果たしブランド「LIMI feu(リミフゥ)」を展開している。
東京スター銀行は、インテグラルと協働して、日本が誇るヨウジヤマモトブランドの
維持・再生を支援するべく、一般的に難易度が高いとされている初期段階での再生ファイナンスに対して機動的に対応し、かつ、柔軟にストラクチャーを設計することで、10億円の再生ファイナンス供与の成約に至った。
インテグラルは、新生ヨウジヤマモトに取締役会長(辺見芳弘:東ハト社長、アディダスジャパン副社長等を歴任)をはじめ役職員を派遣。今後、同社の企業価値の最大化を目指し、同社の大塚昌平代表取締役社長ら経営陣や、デザイナーである山本耀司氏、山本里美氏への最適なサポートを実施していく。
新生ヨウジヤマモトは、投資により強化された財務基盤を礎に、これまでパリ、ニューヨーク、北京、東京等において展開してきたコレクション活動に精力的に注力するとともに、国内外の店舗等の事業基盤を強化し成長発展に努め、再建を図る。
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