Business News

高島屋とエイチ・ツー・オー リテイリング、経営統合を中止

2010年03月28日 06:10 JST
Our Sponsor

 エイチ・ツー・オー リテイリングと高島屋は、両社の経営統合の中止及び新たな業務提携について決議したことを発表した。

 阪急百貨店と阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー リテイリング及び高島屋は、2008年10月10日付で「3年以内の経営統合を目標」に「業務・資本提携」 に合意した。以後、両社で業務提携委員会を設置し、発行済株式総数の10%を相互に取得する とともに、百貨店事業を中心とした業務提携の取り組みを進めてきた。

 しかし、百貨店業界を取り巻く経営環境は、一昨年の金融危機を契機に消費が低迷し、更に消費構造の変化が急激に加速。両社は、この1年半、経営統合に向けて真摯な議論を重ねてきたが、急変する経営環境も考えると、両社の異なる経営戦略をすり合わせることに多大なエネルギーを投入するよりも、それぞれで新しい事業モデルの再構築を通して経営の質的向上を図っていくことを最優先すべきと考え、経営統合について中止することの合意に至った。したがって、2010年3月25日付けで両社の経営統合を目的とした業務・資本提携契約は解消された。

 両社は、引き続き経営資源・ノウハウの更なる相互活用をすることを目指し、新たな業務提携契約を締結。売場開発・商品開発・業務効率向上等の分野を中心に新たな協力関係を構築し、両社それぞれの企業価値の向上を推進する。