三越伊勢丹ホールディングスは、傘下の三越において「パリ三越」を2010年9月末をもって営業終了することを発表した。同じく傘下の伊勢丹は、2010年末から2011年春を目処に中国天津市へ2号店を出店する。
「パリ三越」は、1971年6月に三越として戦後の海外店第1号店、また百貨店業界で初めての欧州出店として開店。お土産好適品や欧州ブランド、日本未発売商品などを豊富に取り揃え、主に日本から来る観光客や現地在住の人々に、長きに渡り支持されてきた。しかし、店舗を取り巻く昨今の環境変化を受け、「パリ三越」の営業を終了し、会社を清算することを決めた。なお、欧州で残る「ロンドン三越」や「ローマ三越」は営業を継続する。
一方伊勢丹では、中華人民共和国天津市濱海新区(てんしんし ひんかいしんく)への新規出店について、物件の権利保有者との間で基本合意に至り、2010年春に百貨店経営を目的とした合弁企業「濱海伊勢丹金元宝百貨有限公司(仮称)」を設立することを発表した。
天津市は、人口1,000万人を超える中国の中央政府直轄地の一つで、外資系企業が多数進出する 中国北部の重要な工業・商業都市である。その天津市において開発が進行中の国家プロジェクト「濱海新区」の中核エリア「天津経済技術開発区」内の店舗を賃借し、2010年末から2011年春を目処に、天津市内としては2店舗目となる百貨店を出店する計画だ。新店舗は「経済開発区」内の幹線道路の交差点に位置し、周辺は高級住宅街。中国本上における伊勢丹の百貨店展開は、上海、 天津、 成都、藩陽に続く5店舗目となる。
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