KDDIがポップカルチャーのニュースサイト「ナタリー」を買収

ナタリー 公式サイトより
ナタリー 公式サイトより
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 KDDIが8月22日、ナタリーを運営する株式会社ナターシャの買収を発表した。KDDIはナターシャの発行済み株式の90%に相当する普通株式を21日付で取得。月間ページビュー約3,100万、国内最大級を誇るポップカルチャーのニュースサイトを傘下に収めることで、KDDIの広報担当者は「エンタメ業界の活性化につなげたい」と話している。

 KDDIとナタリーは、今後それぞれの持つ資産を活用し、様々なエンターテインメントサービスを提供していくという。KDDI側としては音楽聴き放題「うたパス」やアニメ動画見放題「アニメパス」といったKDDIのスマートフォン向けコンテンツ「auスマートパス」との連携を強めたいという狙いを持ち、今回、ナターシャを連結子会社とすることを決めた。発行済み株式の持分比率はKDDIが90%、ナターシャの経営陣が10%で、買収金額は非公表。

 2007年、下北沢を拠点にサービスを開始したナタリーは、音楽とコミック、お笑いの3ジャンルのニュース記事を「速い・フラット・ファン目線」という切り口で毎日更新。アーティストのインタビューを主とする特集記事の充実にも定評があり、ユニークユーザー数は約660万人、音楽ナタリーのTwitterアカウントは現時点で約70万フォロワーを抱える。ナターシャの代表および音楽ナタリーの編集長を務める大山卓也は、20日にメディア論を説いた自著「ナタリーってこうなってたのか」を双葉社から出版したばかり。今回の発表にあたり自身のTwitterアカウントを通じて「ナタリーを運営する株式会社ナターシャは、このたびKDDIグループの一員になりました。個人的には、インディーズでがんばってたバンドがメジャー契約したみたいなイメージで。ナタリーの編集方針は変わらず、バックアップを受けてさらに飛躍の予定です。引き続きよろしくお願いします!」とコメントを掲載しており、引き続き代表取締役社長としてナタリーの経営に携わる。