雑誌オリーブはなぜ非モテ誌に?講談社が歴史紐解く新書「オリーブの罠」発売

 講談社が2003年に休刊したファッション誌「オリーブ(Olive)」の秘密と歴史を様々な角度から分析した新書「オリーブの罠」を発売した。自身も女子高生時代から同誌の愛読していたというエッセイスト酒井順子が、大人になった今だからわかる"オリーブの罠"を紐解く。

 「オリーブ」は、男性誌「POPEYE」のガールフレンド版としてマガジンハウスから1982年に創刊。ファッションをはじめライフスタイルやカルチャーを提案する新しい雑誌として当時女性から絶大な支持を得て、読書層が「オリーブ少女」と呼ばれるなど一大ブームを生んだ。2014年にはマガジンハウスが70周年記念事業のひとつとして電通と協力し「Oliveプロジェクト」を立ち上げ。ファッション誌GINZA(ギンザ)の別冊付録としてOlive特別号(約100ページ)が発行されることが決まっている。

 当時"非モテ"雑誌だったという「オリーブ」について「『モテの戦場』からの解放だった」という酒井順子は、80年代半ばの「オリーブ」が、リセエンヌに代表される「ロマンチック文化」と「付属校文化」を一冊の中に両立させていたことに注目。ナチュラル&カルチャー路線へと変質していく様子や、「オリーブ」がロマンチック文化を推奨していた時代に流行していた「ツッパリ文化」との格差問題、奇矯なコーディネイトを推していたファッションページ、ルーツとされている70年代の「アンアン」など、様々な角度から「オリーブ」に迫っている。