【3分でわかる】海外ラグジュアリーブランド各社の2015年上半期決算まとめ

 ラグジュアリーブランドを展開する各社の上半期の決算が出揃った。各ブランドともアジア向けが好調に推移。特に日本での売上の伸びが目立った。













【KERING】
トータル 売 上 高:55億1,200万ユーロ(約7,444億6,780万円/+17%)
          うちラグジュアリー部門 37億6,200万ユーロ(約5,081億3,330万円/+3%)
トータル営業利益:7億7,320万ユーロ(約1,044億4,080万円/-5%)
          うちラグジュアリー部門 8億600万ユーロ(約1,088億6,200万円/ 0%)

■ラグジュアリー部門の内訳
・グッチ       18億7,420万ユーロ(約2,531億4,910万円)+12%
・ボッテガ・ヴェネタ 6億2,920万ユーロ(約849億7,350万円)+20%
・イヴ・サンローラン 4億4,310万ユーロ(約598億4,380万円)+38%
・Other Luxury brands 8億1,550万ユーロ(約1,101億4,960万円)+22%
 ※Alexander McQueen / BALENCIAGA / STELLA McCARTNEY / Christopher Kane / Brioni 含む

グッチは、アレッサンドロ・ミケーラのクリエイティブ・ディレクター就任により、売上高は2年ぶりに復調の兆し。
イヴ・サンローランは、北米、ヨーロッパ、日本が特に好調で、エディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターに就任してから3年間で売上が2倍になった。

【LVMH】
トータル売上:167億700万ユーロ(約2兆2,563億8,890万円)+19%
トータル営業利益:29億5,500万ユーロ(約3,991億3,190万円)+15%

■主な内訳内訳
・ファッション・革製品 59億3,300万ユーロ(約8,013億4,660万円)+18%
・香水・化粧品 21億5,900万ユーロ(約2,916億2,040万円)+17%
・時計・宝石 15億5,200万ユーロ(約2,096億5,580万円)+23%
・ワイン・酒類 19億3,000万ユーロ(約2,607億3,240万円)+15%
・セレクティブ・リテーリング 52億9,100万ユーロ(約7,148億7,760万円)+21%
 ※DFS(ディーエフエス)など

ルイ・ヴィトンの売れ行きが好調。フェンディ、セリーヌ、ジバンシィ、ケンゾーの売上が増加している。
一方で、マーク ジェイコブスとダナキャランに関しては「コレクションのリポジションを模索している」とコメント。

【HERMÈS】
売 上 高:22億9,900万ユーロ(約3,105億8,340万円)+21%
営業利益:7億4,800万ユーロ(約1,010億5,850万円)+20%

日本での上期業績は前年同期比20%増(為替変動を除く)と好調。一方で日本を除くアジア圏は、香港とマカオの伸び悩みにより7%増に留まった。
日本とアジア圏の合計売上は、全体のほぼ半分を占めているためアジアに注力していく構え。

【PRADA】
売上高:18億2,440万ユーロ(約2,464億5,910万円)+4%

■主なブランド内訳
・プラダ   12億6,200万ユーロ(約1,704億6,340万円)+5%
・ミュウミュウ 2億5,800万ユーロ(約348億4,810万円)+19%
・チャーチ     2,580万ユーロ(約34億8,270万円)+19%

中国国内での需要低下、販路縮小による売上減少が続く。
香港とマカオの落ち込みが目立ったが、日本での売上は非常に好調。為替の影響でアメリカや中東にプラスの影響が出た。

【Salvatore Ferragamo】
売上高:7億2,200万ユーロ(約974億6,700万円)+10%
営業利益:1億3,600万ユーロ(約183億5,490万円)+12%

北南米で高い伸び。日本での売上も拡大している。

【HUGO BOSS】
売上高:13億1,460万ユーロ(約1,774億400万円)+12%

販売チャネルでは、アウトレットとオンラインが20%を上回る高い伸びを達成。北南米とアジア太平洋で特に売上が拡大している。

【TOD'S】
売上高(連結):5億1,530万ユーロ(約695億3,660万円)+8%

■主なブランド内訳
・トッズ 3億440万ユーロ(約410億6,960万円)+5%
・ホーガン 1億880万ユーロ(約146億8,030万円)+4%
・ロジェ ヴィヴィエ 7,860万ユーロ(約106億400万円)+31%

ブランド別ではロジェ・ヴィヴィエが高い成長率となった。地域別では北南米が牽引。20%を超える高い伸びの一方で、グレーター・チャイナは微増に留まった。

【Tiffany & Co.】
売上高 19億5,300万ドル(約2,343億6,000万円)-3%

為替レートの影響によるもので、為替変動を除いた売上高は4%の増加。

【BURBERRY】※第一四半期のデータ 7/15発表
リテール売上高:4億700万ポンド(約740億7,400万円)+8%

エリア別ではEMEIA(欧州、中東、インド、アフリカ)が2ケタ台、北南米が1ケタ台後半の成長を達成したが、香港市場の失速によりアジア太平洋エリアは1ケタ台の低下となった。デジタル部門は引き続き好調で、商品別ではトレンチコートやカシミヤ・スカーフの売上が伸びた。

【Ralph Lauren】※第一四半期(連結)のデータ 8/5発表
総売上高:16億1,800万ドル(約1,941億6,000万円)-5% ※ライセンス売上含む
営業利益:9,600万ドル(約115億2,000万円)-61%

CEOのラルフ・ローレンは11月付で同職を退任予定。後任はH&Mやオールドネイビーを歴任してきたステファン・ラーションに。

【Richemontグループ】※2015年3月期 年間業績
トータル売上高:104億1,000万ユーロ(約1兆4,053億5,000万円)+4%
トータル営業利益:26億7,000万ユーロ(約3,604億5,000万円)+10%

■内訳
・ジュエリーメゾン
  売 上 高:56億5,700万ユーロ(約7,636億9,500万円)
  営業利益:19億7,500万ユーロ(約2,666億2,500万円)
・時計製造
  売 上 高:31億2,300万ユーロ(約4,216億500万円)
  営業利益:7億3,000万ユーロ(約985億5,000万円)

直近5ヶ月間の売上では、ジュエリーメゾンの伸びが著しい。実際の為替レートで換算した場合の売上成長率は、日本が+53%と最も高く、ヨーロッパ、北南米、中東・アフリカも+20%を超えているが、アジア太平洋では2%の減少。

【COACH】※2015年6月期 年間業績
売 上 高:41億9,160万ドル(約5,029億9,200万円)-13%
営業利益:6億1,800万ドル(約741億6,000万円)-45%

苦戦が続く北米では、展開する全体店舗数の1割強にあたる77店舗を閉鎖している。

※少数第1位以下は四捨五入。
※()内は日本円で換算。為替レートは10月5日時点(1ユーロ=約135円、1ドル=約120円、1ポンド=約182円)