リシュモンの中国向け業態 高級時計ブティック「タイムヴァレー」銀座三越に出店

 高級ウォッチブティック「タイムヴァレー(TimeVallée)」が3月9日、銀座三越8階の市中免税店「JAPAN DUTY FREE GINZA」内にオープンした。リシュモングループが中国市場向けに企画した業態で、中国国内以外の出店は今回が初めて。グループの垣根を越えたブランドランナップが強味で、デジタルネイサージなどを加えてスイス時計産業の伝統や背景、魅力を発信できる売場を目指す。

 銀座三越8階の市中免税店「JAPAN DUTY FREE GINZA」は1月27日に開業。約1ヶ月遅れで開業した「タイムヴァレー」には、「カルティエ(Cartier)」や「IWC」、「ゼニス (ZENITH)」「ジャガールクルト (JAEGER-LECOULTRE)」など全7ブランドが集積しており、なかでも「ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN‎)」は国内のデューティーフリーショップとしては初出店となる。

 ゴールドを基調としたラグジュアリーな空間は、フランス・パリを拠点を置くデザイン会社2社による共同デザイン。中央に配されたウォッチバーや奥に設けられたラテリエ(工房)、店内の柱などにデジタルネイサージが埋め込まれ、取り扱いブランドの歴史や技術、伝統についての幅広い知識をカタログやムービーを通じて提供。店内には25万円〜2,000万円という幅広いプライスレンジで高級時計をそろえる。

 中国の「タイムヴァレー」は成功を収めているといい、今後中国国内や日本以外の国への出店も計画しているという。来日した同社マネージングディレクターのTHAVY NANO氏は「タイムヴァレーが重視しているのは幅広い選択、知識、パーソナルなおもてなしの3点。時計産業の中を旅するような感覚を提供したい」と話した。