中東の文化発信地イスラエル・テルアビブでファッションウィークが開幕

シェンカー大学のショー
シェンカー大学のショー
画像: FASHIONSNAP

 イスラエルのテルアビブで「Gindi Tel Aviv Fashion Week」が開幕した。3日間にわたり約20のブランドがショーを発表する。

 テルアビブはイスラエル中西部の地中海に面する人口約40万人の国際都市。イスラエルのアートやファッションなどのカルチャー発信地でファッションウィークの開催は今回で5回目を迎える。ファッションウィークは地元の不動産企業「Gindi」グループがスポンサーを務め、同社が手がける約300のブランドが入居し来月オープンするTLV FASHION MALLを会場に、期間中には海外メディアや地元のゲストをはじめ、1万人以上の来場客が見込まれている。

 開幕に先駆けて海外メディアに向けて開催されたプレスカンファレンスには5大陸約20カ国からファッション関係者約50人が出席。テルアビブファッションウィークを第1回から主宰するイベントプロデューサーのMotty Reifは「5年前、イスラエルでファッションウィークを開くなんて誰も信じてくれなかった。まだまだ発展途上のマーケットだが、ファッションを通してイスラエルの色々な側面を見て欲しい」とスピーチした。同じくステージに登壇したシェンカー大学ファッションデザイン学部の学長Leah Perezは「イスラエルは異なるコミュニティが集まって形成された多様性のある国。国の将来がどうなっていくかもわからない特殊な状況下であるからこそ生まれるエナジーがある。その活力がアートやコンテンポラリーダンス、演劇、ファッションなどのカルチャーに注がれている。それに加え、イスラエルでは生地などファッションにまつわる必需品が国内で入手できないため『素材をゼロから作り上げていかなくてはいけない』という環境が生み出した工程が、クリエーティブなファッションを生み出すきっかけになっているのだと思う」とイスラエルファッションの特徴について語った。

 初日の13日にはビジネス・オブ・ファッション(Business of Fashion)が毎年発表する世界のファッションスクールランキングのトップ10にランクインするシェンカー工学芸術大学2年次の学生によるショーが開催。メンズとウィメンズ学科それぞれの生徒がプロジェクトで制作したという作品を発表し、中には漢字で「和平」と書かれたジャケットや聖書に出てくる一節から着想を得たというピースも登場した。