ほぼ日がジャスダック上場、糸井重里社長が会見「ライバルはディズニー」

ほぼ日の糸井重里社長
ほぼ日の糸井重里社長
画像: FASHIONSNAP

  ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の企画運営を手がける「ほぼ日」が3月16日、東証ジャスダック市場に上場した。買い注文が集中し、初値は付かなかった。取引終了後、同社の糸井重里社長が会見を開き、「読者や顧客の期待と信用を得て、自然成長でここまでこれた。(上場後も)"健康な成長"を見てほしい」とコメントした。

 ほぼ日は糸井社長の個人事務所で、同社の前身である有限会社東京糸井重里事務所として1979年に創業。1998年に開設した「ほぼ日刊イトイ新聞」を運営するほか、同社の売上高の7割を占める主力商品「ほぼ日手帳」をはじめとするオリジナル商品の通販で収益を得ている。2016年8月期の売上高は、前期比16.2%増の約37億6,700万円を計上。昨年6月には犬や猫の写真SNSアプリ「ドコノコ」を公開するなど事業の拡大を推進している。

 約10年かけて上場への準備を重ねてきた糸井社長は、「これまでの"トレーニング"の歴史が認められたことに喜びを感じている」とコメント。2011年3月に発生した東日本大震災が社会性を強く意識する大きなきっかけになったといい、「社会的な存在であることがとても重要なんだと意識した。歴史や社会から『あってよかった会社』と思われたい」と意欲を示した。今後の課題として新サービスの立ち上げと拡大、人材確保と育成、経営基盤の強化などを挙げており、「創業時からのライバルはディズニー。みんなが集まりたくなるような場をさらに展開していきたい」と"場をブランドにすること"を強みにした経営を行っていくという。