水道橋にアートを、新ギャラリー「アーモ」でライゾマ×イレブンプレイが新作を世界初演

新作「phosphere」公演の様子
新作「phosphere」公演の様子
画像: FASHIONSNAP

 4月15日に開業する東京ドームシティ内の多目的ギャラリー「ギャラリー アーモ(Gallery AaMo)」で、ライゾマティクス リサーチ(Rhizomatiks Research)とMIKIKOが率いるダンスカンパニー イレブンプレイ(ELEVENPLAY)によるこけら落とし公演「phosphere(フォスフィア)」が関係者向けに開催された。約2年ぶりの新作で、世界初演となった。

 「フォスフィア」は、ギリシャ語で光を意味する「phos」と球体や空間・領域を指す「sphere」の2語を組み合わせた造語。多数のプロジェクターの光を特殊なソフトウエアを用いて複雑な空間を構築し、ダンサーやオブジェクトがその中に入っていく「ダンス・インスタレーション」という新しいジャンルの作品で、ダンサーと光が緻密に連動することで立体的な形とその流れの軌跡が表現された。MIKIKOは正面だけではなく両サイドから景色が違って見えるように客席をコの字に配置し、「3パターンの振り付けを作ったことが一番の挑戦だった」と語る。ライゾマティクス リサーチとイレブンプレイは過去にドローンを使った作品などを発表してきたが、ライゾマティクス リサーチの真鍋大度は今回の作品で光を使ったシステムを導入することで「今までと違う動きが出たらいいなと思い、新しいダンスの振り付けが生まれる環境を目指した」とコメント。MIKIKOも「今までの演出だと『手の先に光が見えているように踊って』などダンサーに想像してもらうように振り付けを考えるのが役目だと思っていたが、今回のプログラムはすべてが可視化される。振り付けが消えるのではなく残像として空間に記述されて、新たな発見があった」と感想を述べた。照明は藤本隆行、音楽はevala、衣装はYaeponが担当。一般公演は4月15日と16日に開催される。

 東京ドームは1936年に創立して以来、遊びやスポーツ、宇宙に関連した施設を展開するなど都市型レジャーを提供してきたが、東京ドームシティの価値向上を目指し、アートとカルチャーの新たな発信地として「ギャラリー アーモ」を開業。「大人のための遊べるギャラリー」をコンセプトに、エンターテインメントとアートを融合したライブ感が楽しめるという新しい魅力を創出し、20〜30代を中心に新規顧客の獲得を狙う。同社の長岡勤代表取締役社長執行役員は「東京ドームシティ、そして文京区の新しい観光スポットになるように努めたい」と話した。

■ギャラリー アーモ(Gallery AaMo)
開業日:2017年4月15日(土)
所在地:東京都文京区後楽1-3-61
    東京ドームシティ クリスタルアベニュー沿い
床面積:約830平方メートル(ホール730平方メートル)
天井高:約5メートル

■Rhizomatiks Research × ELEVENPLAY Dance Installation at Gallery AaMo "phosphere"
日程:2017年4月15日(土)、16日(日)
時間:13:00〜 / 16:30〜 / 20:00〜 ※各日
料金:当日4,000円(※前売券は完売)

公式サイト