若者にとってシャツはTシャツのような消耗品に?
2012年05月02日 15:43 JSTMEN'S NON-NO5月号に読者200人の日常を調査した「みんなの数字」というコーナーがありました。 生活、ファッション、恋愛からPCや携帯を1日どれくらい見ているかまでいろいろとデータ化しているのですが、 Q14の「ものすごく気に入った服があった場合、この値段だったら買う!!という上限を教えて!」の アンケート結果が気になったので取り上げます。
★Tシャツの場合
~1,500円・・・29人
~3,000円・・・78人
~5,000円・・・58人
~8,000円・・・19人
~10,000円・・・11人
それ以上・・・5人
★シャツの場合
~1,500円・・・26人
~3,000円・・・62人
~5,000円・・・57人
~8,000円・・・25人
~10,000円・・・16人
~15,000円・・・5人
~20,000円・・・6人
それ以上・・・3人
万単位のハイブランドがばんばん出てくるMEN'S NON-NO読者とは思えない金額にも驚きましたが、 それ以上に、Tシャツとシャツに出せる値段の上限にほとんど差がないという点に注目です。
ちょうどFINEBOYS5月号の別冊付録「無敵のコスパ!"オトク服"本。」に各アイテムの 相場が紹介されているのでチェックしますと、Tシャツが7,000円、白シャツが14,000円、 チェックシャツが15,000円です(おそらくオシャレ着としての相場)。 Tシャツとシャツには2倍以上金額に差があります。にも関わらず、MEN'S NON-NOのアンケート結果では ほとんど差がないのです。これはシャツがTシャツのように消耗品として着られるようになったのではないか? と私は考えています。言い方を変えたら、お金をかけるべきアイテムではなくなったのかなと。
一昔前は、シャツは割と気合を入れて着る勝負服だったイメージがあります。 普段はストリートカジュアルでTシャツしか着ないような人がヴェルサーチや ドルチェ&ガッバーナのシャツを着てデートに行くんですね。 その気合が空回りして「あの柄シャツまじアリエナイ」と女性誌で叩かれるのが半ばお約束でした(笑) いつの時代だよ!と突っ込まれそうですけど、00年代を引っ張ってきたブランド、 ディオールオムもブレイク当初はジーンズの次点にシャツが人気アイテムでしたし、 トムブラウンにいたってはBDシャツこそブランドを代表するアイテムですよね(クロップド丈もありますけど)。
その2つのブランドが人気だったから、シャツを用いるカジュアルスタイルが広く普及したから、 シャツは若者にとって特別なものではなくなったのだと思います。シャツはオシャレ着として 気合を入れて着るモノではなく、Tシャツのように気軽に着る身近なモノになった。 それが今回のMEN'S NON-NOのアンケート結果に現れたのではないでしょうか。 日常的に着るから、消耗品という位置付けだから、Tシャツ程度にしかお金をかけたくないのかなと。 余談ですが、ポロシャツも00年代前半までは「おじさん着」というイメージが強く、 着用するのに抵抗のあった若者が多かったように記憶しております。こちらも今では若者の定番着です。
私もシャツは、基本的にはTシャツ同様、消耗品として使い切ってしまうアイテムだと思っております。 ネルシャツ、デニムシャツ、シャンブレーシャツなどシャツにもいろいろありますけど、 一般的なシャツ、この場合はドレスシャツですが、これはエイジングを楽しむ類のモノではないと思うので。 シャツにどれだけお金をかけるのかは個人のこだわりや生活水準の問題ですが、 1枚のシャツに大枚をはたいて大事に着るのではなく、ある程度の数を揃えて自然体で着る。 それが今時のおしゃれなのかもしれませんね。

