ニーマンマーカスの「CUSP」強化も、ミレニアム世代対応?
2012年06月02日 19:00 JSTニーマンマーカスが運営する『CUSP』と言えば、バーニーズNYの『CO-OP』や、2005年にノードストロームが買収したラグジュアリーブテイック『JEFFREY』等、コンテンポラリーブランドのセレクトショップを意識したストアとして2006年にスタート。トレンドの知識があり、オリジナリテイのあるコーデイネートを好む若い客層をターゲットに、ロス、シカゴ、ワシントンDC、ボストンで、専門店モール、アウトドア・モール、ストリートモール等、異なった立地条件の6店舗にてテスト運営を行っていました。

その後、これといった新しい動きがなかったのですが、ここへ来て、ECサイトのスタートと、既存の6店舗に加え、 ヒップで若い客層をターゲットにした新構成で 6月中旬には、20店舗のニーマンの店内にて、ショップインショップを展開、11月には残りの22店舗に投入と急展開を行う。『CUSP』の平均の売り場面積は230坪の予定で、コンテンポラリーラインのフロアが20-25%増床する。 アパレルでは、DVF、ALEXANDER WANG, PHILLIP LIM, ALICE+OLIVIA , RAG &BONE, ALC, VINCE, STELLA MCCARTNEY等。 CUSPのフロアでは、BGMや、什器、マネキン、デイスプレイ、下げ札やタグ、ショッピングバッグも考慮され、ヴィジュアル的にエネルギッシュなイメージ、店員さんもジーンズの着用が認められるそう。
先日発表があった、第一四半期の売り上げでは、既存店ベースで6.7%増、1SQFT辺りの売り上げも8%増の$530と顕著な状況下、コンテンポラリーラインの『CUSP』を、全42店舗で適用するに至った背景には、高級アパレルブランドの動きがスローである事、顧客のライフスタイルの変化と共に、トレンドへの洞察力があがり、個性的な着こなしを求めらる客層が増えている事が挙げられています。
また、米国のリテイーラーが真剣に取り組んでいる消費者層、ミレニアムズへの対応策とも考えられます。ミレニアムズは、1980-2000年に生まれた(12-32歳)約7500万人で、61%が白人、18%がヒスパニック系、15%が黒人、4%がアジア系。 ここの所、様々な調査会社がミレニアルズの研究をしていますが、大学卒業と同時にリセッションを経験した年代も含まれ、高い失業率に苦しみ、教育ローンを抱え、お金が無いはずなのですが、ラグジュアリーブランドを好んで購入する傾向にあり、デジタル世代の彼らは、79%がSNSを使用、FACEBOOKや、フラッシュセールスを好んで利用するそう。
ニーマンマーカスというと、高級ブランドが並び、客層も選ばられるような敷居の高い印象がありますが、フレンドリーな若者対応の、『CUSP』を展開する事により、 店頭でみた商品をECサイトで購入、逆にスマートフォーンで見た商品を店頭で購入するといった、オムニチャネルを実現、ミレニアルズの行動スタイルと一体化した、ビジネスモデルを目指しているのではと思われます。 お金の出所、使い方、ライフスタイルが気になる所、私も研究中です。
若い人をターゲットにするのであれば、アメックスと、ニーマンのクレジットカードしか使えないのは、困りますが、、、決済システムもそのうち、対応していくのでしょうね。
同社では、『CUSP』の、ショップインショップ展開の他に、シカゴやフロリダ店の改装、シューズ売り場の拡大、売り場店員にスマートフォーンを配布し、よりよい顧客サービスを提供、そして今年は、2800万ドルを投じて中国市場でのE コマースの立ち上げと、売り上げ増に臨む様です。
www.neimanmarcus.com
www.cusp.com


