ファッションビジネスコンサルタント ディマンドワークス代表

アパレルメーカーが「小売り型事業構造」に転換するには

2012年06月06日 15:00 JST
  • カテゴリー:
  • SPA

 6月5日の繊研新聞三面の「業界フォーカス」、6日の同紙一面下の「め・て・みみ」と2日続けて、低迷する百貨店向けアパレルメーカーの小売リ型事業への転換に関する記事、コラムが掲載されていました。

Our Sponsor

 売上が縮小するこれまでの百貨店中心のビジネスモデルから、駅ビル、SCなどへの直営店事業の出店を加速させ、軸足をメーカーから小売りに移さなければ勝ち残れないというのが大手アパレル各社トップの共通認識のようです。

 しかしながら、記者の方のコラムが次の言葉で結んでいるように

 「組織を変えただけでは事業構造改革は進まない。組織を構成する人の意識と行動を変えることが改革には不可欠だ。社員の能力とやる気を引き出しながら、意識と行動の変革を促すための施策がますます需要になってきた。(以上引用)」

 具体的にどう変えるか?変える覚悟があるのか?本当に変えられるのか?がキモになるのは間違いありません。

 このテーマを考える上で、特にアパレルメーカーの方に参考になるのではないかと思う過去ブログ記事があります。

 一連の繊研新聞の影響もあってか?最近また検索エンジン経由でのアクセスも増えており、

 また、フェイスブックの「いいね」件数もいつの間にか440件を超えている記事ですので、あらためてご紹介させていただきます。

 アパレル型SPA(製造小売業)と小売り型SPA

 あえて付け加えるなら、アパレルメーカーが小売り型事業に変わるには・・・

〇 MDを頂点とした「私作る人、あなた売る人」的な組織や意識をあらため、顧客、店長がどう輝けるかを第一に考えること

〇 顧客、店舗スタッフの気持ちを理解するために、本部の営業、商品部門関係者は毎週必ず売場に行き、実際接客するか来店客の客層、購買行動をしっかり観察すること

〇 月曜日中に店舗とコミュニケーションを取りながら前週の反省、当週の対策を決め、その夜には当週の営業方針を店舗に発信すること

〇 来期からやろう、来期から変えよう、という考え方は禁物。どうしたらすぐできるかと考え、できることをすぐに実行する。

 このあたりが、小売りになれるかどうかの「入り口」あるいは極論「踏み絵?」になるのではないでしょうか? 

 あくまでもアパレル卸と小売りを両方経験し、アパレルメーカー型SPAと小売り型SPAの両方をクライアントにもつ立場から、ご参考まで