ガラパゴス諸島の自然でラグジュアリーなキャンプを体験
2012年07月19日 12:06 JST
バケーションで訪れたガラパゴスにすっかり恋してしまい、土地を買うことにしたマイケル&ステファニー・メスダグ夫妻。その後1年間その場所でハンモック生活をしていた2人ですが、ただ吹く風にたゆたっていただけではありません。2人は土壌の再耕作と植林に励み、家畜を整え、家を建てるまでに至ったのです。そこから更に9つのラグジュアリー・テントを揃え、2年後には遂に「ガラパゴス・サファリ・キャンプ(Galapagos Safari Camp)」として、宿泊客を受け入れるようになりました。

<サファリ>というだけあって、アフリカを訪れたことのある人ならきっと親しみを感じるはず。毎朝、テントから抜け出すとそこには目を見張るような景色(豊かに茂る緑の木々、火山の噴火口や遠くに見える太平洋など)が広がり、夜になれば大きなイグアナや虫が入ってこないことを祈りつつ、またテントのファスナーを閉めるわけです。日中はデッキのハンモックに横たわり、ゾウガメをはじめとする野生動物たちのゆったりした生活ぶりを観察・・・。ガラパゴス諸島を訪れる人は誰もがこの地域の特異な生物相や非現実的な景色を求めて来るわけですから、どうせだったらこうしてその環境にじっくり浸ってみてもいいのでは?

とはいえ、まるで地球の果てのように思える環境の中でも、このサファリ・キャンプには、小さめのインフィニティ・プールをはじめ、便利な生活に慣れた私たちを安心させる設備もちゃんと整っています。9つあるテントは電気・給湯システムも完備されているので快適。このエリアではトップホテルでも不安定な給湯が可能なのは、独自の雨水貯留設備を利用しているためだそう。メインロッジでは、インドネシア製の大きなウッドテーブルや、メスダグ夫妻が結婚祝いにもらったというインド風のドアがさり気なく探検者気分を盛り上げてくれます。

海洋生物で知られる土地だけに、ボートや海岸沿いのホテルに滞在する旅行者が多いガラパゴス。山側を訪れるのは滞在中1回だけ、なんてことも珍しくはありません。けれどここは、海からは30分ほど離れてはいるものの、朝は小鳥のさえずりで目を覚まし、火山口の上に広がる空がゆっくりと水色から紫へと色を変え、やがて太陽が地平線の向こうへと姿を消すとともにスカレシア原生林がそっと暗がりに変わる様子を眺めることができるのです。多くの探検者を魅了してきたガラパゴス諸島のパワーを体感できるキャンプ、といっても間違いありません。




Original text in English by Ann Abel, the former travel editor of ForbesLife and Luxury SpaFinder who currently writes a travel blog for Forbes.


