副職ブロガー

ファストリがついにギャップ買収を検討か?

2月15日(ブルームバーグ):15日の米ギャップの株価は過去6カ月余りで最大の上昇。ファーストリテイリング が関心を示したのを受けて、ギャップがアドバイザーを起用したとの報道で買われた。

via-http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MIAJDL6K50YP01.html


ファストリがギャップ買収に興味を持っているとのことでギャップ株が大幅上昇したとブルームバーグが報じています。現在ファストリはグローバルSPAで4位につけており、12年8月期は約9300億円の売上で13年8月期には1兆円に達するのが確実視されています。3位のギャップは、13年1月期で約1兆4000億円(1ドル92円換算)となっており買収が成功した場合売上高は2兆3000億円となりH&M、インディテックスを抜いて世界最大のSPA企業となります。


ファストリがギャップを狙っているのは有名な話で、過去に柳井会長が英タイムズ紙の取材で買収についての可能性にポジティブなコメントを残しています。ギャップはGAPはもちろんバナリパやオールドネイビーなども好調で、先月にはインターミックスを1.3億ドルで買収するなど一時身売りも噂された経営難から急速に立ち直りつつあります。

一般的には身売りなどせずそのまま好調に経営するのがいいのではと思いますが、売り手としてはプレミアムを積んでもらえる絶好のタイミングのため"売り"の判断を捨てきれなかったのでしょう。現在ギャップの時価総額は1兆5000億円ほどなので2兆6000億円あるファストリならいけるかもしれませんが、借り入れを考えると営業利益まるまる突っ込んでも10年以上かかる計算になり、プレミアムをどれだけ乗せるかや利息を考えるさらに返済にかかる負担と期間が増える計算になります。

相当な覚悟が必要な案件ですが、孫氏がボーダフォンを買収する時に真っ先にGOを出したのが柳井氏という逸話を考えるとファストリにとっては本件は明らかなるGO案件かと思います。

唯一、懸念されるのがファストリの買収があまり上手くないというところでしょうか。イスティスマールとのバーニーズ買収合戦や買収した企業の回し方を見ると、買う前と買った後の対応にブラッシュアップが必要です。

それにしてもファストリは2020年には売上高5兆円を目指すといいますが、買収が成功しても半分に達しません。残り7年なのでギリギリになったらイオンあたりを買収するのも手かもしれませんね。現在ギャップの半額程度の約8000億円で売上げ5兆円がついてきます。色々なシナジーもありそうですが、まず初めにヒートファクトをヒートテックに置き換えるところからスタートしそうです。