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アパレル業界の正社員と契約社員、メリット・デメリットを検証

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転職活動中の方からよく聞かれる「正社員と契約社員の違いを教えてください」という質問。以前も、正社員と契約社員の契約内容の違いについて「正社員と契約社員の違いとは?」でご紹介しました。今回は、正社員から契約社員への転職を考えるユーザーの方のお悩みに、双方の特徴をふまえ転職コンサルタントの方にアドバイスして頂きます!

Questions

現職は正社員で働いている状況ですが、会社の経営不振により早期退職者の公募に手を挙げるつもりです。転職先を考えたとき、必ずしも正社員雇用する会社だけではないので不安です。もし契約社員として入社した際に、これまでとなにが一番違うのか?何を注意して備えるべきか、アドバイスをください。

Answer

基本的にはあまり変わらないのですが、「契約社員」に対して聞こえが悪いイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?メリット面・デメリット面を見ていきましょう。

正社員と契約社員の絶対的な違いとは?

冒頭でお伝えしたように、社員として必要な保険加入や有給休暇などについては、特に正社員と契約社員で変わりはありません。

絶対的に違うのは、契約社員は基本的に年間更新で、"1年間"や"半年"など契約期間を更新していくということ。これを聞くと、すぐ「切られてしまうんでは?」と感じる方も多いのですが、契約解除は企業にとってもマイナスイメージがありますし、稀なケースといっても良いでしょう。今の時代、正社員であっても切られる世の中ですから、過剰に気にすることは避けたほうが良いです。

アパレルでは大手日系企業を中心に中途採用で契約社員の採用をしていますが、この理由として、例えば海外のライセンスブランドを扱っている企業が突然ライセンスが無くなってしまった場合に、その為に雇用した従業員が不必要になってしまうリスクを避けるため、契約社員雇用することなどが挙げられます。ただし、こういったケースも稀で、万が一解除のときはそれなりの説明を会社からされるでしょう。

また、先日フルラジャパンが全契約社員を正社員化し話題にもなりましたが、契約社員として入社しても、後々に正社員登用ができるケースも近年多く見られ、契約社員に対するマイナスイメージは減少傾向にあるのではないでしょうか

ファッション業界、契約社員が多い職種は?

ファッション業界で契約社員雇用が多いとされる職種は販売職や企画生産など。特にデザイナー職の場合は年月によってデザイナーの感度が変わっていくものなので、契約社員雇用が比較的多く見られます。複数のブランドを運営している企業であれば、キャリアが長い社員には、自身の年齢に見合ったブランドへの異動をするなどし長期契約を結ぶ場合も多いようです。

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正社員と契約社員、それぞれのメリット・デメリット

正社員と契約社員では、人それぞれでメリット・デメリットに感じる部分も異なると思います。今回は、ご質問者様が心配されている契約社員についてのメリット・デメリットを挙げてみましょう。

契約社員のメリット

・年収が上がるチャンスが多い(年棒交渉ができる)
・退職交渉がしやすい
・転勤が少ない

契約社員のデメリット

・退職金がない
・住宅ローンが組みにくい

以上の様な点を踏まえると、必ずしも正社員だから良くて契約社員だから悪い、ということは無いのではないでしょうか。どちらが良いか悪いかは、結局その方の考え次第によるところ。自分の置かれた状況をいかにポジティブに考えられるかも転職活動を上手く進めるポイントかもしれません。

正社員から契約社員への転職、準備しておくことは?

契約社員として転職した会社がもし正社員登用のない企業だった場合、「前職の退職金をどう運用するか?」が重要なカギとなるでしょう。いずれ住宅を購入するときのローンが組みにくい傾向も踏まえると、早めに貯蓄をしておくなど、金銭面で計画しておく必要があるかもしれません。こうした人生のプランニングは契約社員になるからというわけではなく、正社員であっても非常に大切なこと。きちんとご家族と将来のことを話し合い、どちらの道を選ぶか慎重に話をしていくことも欠かせないですね。

雇用形態も多様化している今、形式だけにに縛られず自分が本当にその会社で活躍できるか?力を発揮できるのか?をしっかり考えた上で、自分にあった企業と出会えることを祈っております!


今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタント ten20160412_a.jpg

エーバルーンコンサルティング
シニアコンサルタント 吉田 直哉さん