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波風を立てずに退職をする交渉のコツとは?

ファッション業界のお仕事・転職にまつわる疑問や質問に、転職コンサルタントがお答えする「お仕事・転職Q&A」。

就業中に行なう転職活動では、転職先が無事決まっても、なかなか辞めさせてくれないなどの現職の企業とのトラブルも多く聞かれます。現職の職場で波風を立てずに退職をする、交渉のコツとは?

Question


転職を考えているのですが、引き留められ、なかなか現職を辞めさせてくれません。もちろん、長年大変お世話になった会社なので、揉めるような事は避けたいです。交渉のコツなどはありますか?

Answer


労働者には「会社を辞める権利」があることを知っておいてください。「引き留められたら、辞めちゃいけない」なんて思わないでくださいね。あなたの大切な人生です。引き留められても、ここは頑張って、ハッキリと主張してください。まずはそんな意志を強く持つ心構えが大切です!

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退職する意思が決まったらどうすればいい?

まずは、

・退職理由

・いつまでに退職をするのか

これらをご自分の中でしっかりと決めましょう。

退職理由は、転職先が決まっている場合や、ご家族の看病の為、心身ともに疲れて休みたい為、結婚、出産、育児などなど、さまざまかと思います。理由がハッキリしているのであれば、うやむやにはせず、正直に伝えてわかってもらうことが一番だと思います。

いつまでに退職するのか、退職日も自分で決めて伝えてください。転職先が決まっている場合は「何としてでも辞めなくちゃ!」という気持ちになり、退職日も決めやすいかと思いますが、「辞めてひと休みしたい...」というような理由での退職では「まぁ少しは伸ばしてもいいかな」なんてことになり、延び延びになってしまいがちです。

また、退職願ではなく、退職届を提出して、辞める権利を主張することも一つの方法です。

「退職願」と「退職届」はまったく違うもの!?

似たような響きですが「退職願」と「退職届」では意味合いの重さが全く違います。退職願は「退職を願い出る書類」であるのに対して、退職届は「退職を届け出る書類」。退職願は、上司に提出をし人事権を持った人によって承認されてはじめて「雇用契約の終了予告」=退職ということが法的に有効となります。すなわち、退職届は提出をした時点で「雇用契約の終了予告」が成立します。

つまり、届け出た退職を撤回することができるのは「退職願」の方だけ。「退職届」は撤回することができないので、退職届を提出したに場合には「退職」の意思表示であると判断されることが多いでしょう。(正し100%確実に退職できるというわけではありません)たった1文字の違いですが、大きな違いがあるので、要注意!

このように退職の際のルールは守るべきではありますが、杓子定規に言い切るのではなく、出来る限り話し合いで気持ちよく辞めることが出来るのがベスト。ファッション業界は業界がとても狭いので、どこでまた、関わることになるかもわかりませんからね。

退職交渉のコツ

まずは上司になぜ辞めたいのか、いつまでに辞めたいのかをはっきりと伝え、退職願/退職届を提出しましょう。引継ぎに必要な書類を作り、誰に引き継げは良いのかなど、自分がいなくなるための準備をしながら相談をしてください

人事など多方面に提出しなくてはいけない書類があるのであれば、上司に確認の上、なるべく自分で動いて準備をするなど、上司の手を煩わせないように気配りをしたいですね。直属の上司に力になってもらえるように、相談と報告を心がけてください。退職することを同僚に知らせることも重要なこと。自分から勝手に伝えたりせずに、伝えるタイミング、誰から伝えるのが良いのか、など細かく上司と相談しましょう。

残念ながら、直属の上司が力になってくれないケースもあるでしょう。そんな時は、上長や先輩などに誰に話すのが良いのか相談してみましょう。それから人事にも相談してみてくださいね。

もちろんケースバイケースではありますが、辞めることは決まっているのですから、退職の意思をハッキリと引かずに伝えること、自ら進められることはどんどん進めて行ってください

あなたの人生なのですから、頑張って素敵な人生を創りましょう!

今回お話を聞かせてくれた転職コンサルタントre-20160510_002.jpg
アパレルコンシェル

代表取締役 深澤 恵美子さん