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2017年東レキャンペーンガール発表

2017年東レキャンペーンガール発表の画像

新素材を使った水着を着用した朝香さん

東レは、17年東レキャンペーンガールに、朝香りほさんを選んだ。24歳で、初の滋賀県出身者。
遊泳水着に極細アクリル 着用シーンの広がり取り込む

東レは17年シーズン(16年9月~17年8月商戦)の遊泳水着向けで、極細アクリル繊維を採用した新素材「トリンティエア」を投入する。ナチュラルな素材感と 優しい肌触りでアウトドアやキャンプ、夏フェスといった着用シーンの広がりをとらえ、枚数換算で初年度1万枚、3年後5万枚の販売を目指す。

トリンティエアは、0・7デシテックスのアクリル繊維を使用し、ソフトな風合いとふんわりとしたタッチが特徴。繊維の柔らかさを生かした編み設計で、一般的な素材に比べ約1・5培のかさ高性がありながら15%軽い。特殊ポリマーの採用で抗ピル性を実現し、高い紫外線遮蔽(しゃへい)効果や通気性も兼ね備える。

来季の遊泳水着は、海水浴にとどまらない着用シーンの広がりで、素材も「街着にも使用できるナチュラル感が重要」(浅田康治東レスポーツ・衣料資材事業部長兼繊維GR・LI事業推進室主幹)とみる。トリンティエアのマットな表面感が、トレンドのエスニックテイストやビンテージな風合い、スモーキーカラー、デニム、ハンドクラフト調といったナチュラルなデザインに最適とみる。

東レの水着素材の16年シーズン販売量は、前年比1%増の813万枚。フィットネス用途が296万枚で微減も、五輪シーズンの追い風を受けて、競泳用途が「トリンティ」を中心に249万枚(8%増)と拡大した。遊泳用途は、引き続き少子化や海水浴離れが響いたが、着用シーンの広がりでほぼ前年並みの132万枚を確保した。キャンペーン素材だった植物由来ポリエステル使いの「エコディア・フォー・スイム」も計画通りに推移し、17年も打ち出しを強める。

17年シーズンは、837万枚(3%増)を計画する。トリンティエアをはじめ、ファッション性、機能性、着用快適性を併せ持った素材を充実し、着用シーンの広がりとそれに連動するファミリー層の取り込みを狙う。