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開業から1年の大阪「エキスポシティ」、セレクトショップ・スポーツ系テナントが好調

三井不動産が開発・運営する複合商業施設「エキスポシティ」は、ファッション分野において、セレクトショップやスポーツ系テナントが好調な推移だ。大箱のファストファッション系テナントもけん引役になっている。子供服の売り上げも徐々に伸びてきた。

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「エキスポシティ」のファッション系テナント。
セレクトやスポーツ、
ファストファッションが健闘

広範から集客、幅広い年齢層を取り込む

一昨年(2015年)の11月19日にグランドオープンした「エキスポシティ」(大阪府吹田市千里万博公園)は、開業から1年が経過した。現在は2年目に突入し、広範から幅広い年齢層を取り込んでいる。開業1年目の来館客数は2,400万人(2015年11月19日-2016年10月31日の累計)で、当初予想の1,700万人を大幅に上回った。

核テナントの「ららぽーと」に加え、海遊館がプロデュースした新コンセプトの「ニフレル」や、日本一の高さがある観覧車「レッドホースオオサカホイール」など、8つのエンターテインメント施設で構成する点が特徴。三井不動産の商業施設における新しい試みでもあった。

話題性も手伝い、1年目の集客は順調だった。前出の「ニフレル」は昨年4月に入館者数が100万人を突破、同11月には200万人に達するなど、けん引役の1つになった。昼間・夜間を通じて、まんべんなく来館利用があり、飲食テナントにも相乗効果があったという。飲食テナントは開業以来、好調を持続している。

ファッション系テナントでは、「ロンハーマン」が手掛けるカフェ「RHCカフェ」や「アーバンリサーチドアーズ」「ビーミング ライフストア バイ ビームス」などが好調な推移。スポーツ系テナントでは、ライフスタイル(カジュアル)ユースも可能な「ザ・ノース・フェイス」や「デサントブラン」などが堅調で、高単価のアウター類が貢献した。

そのほか、3階フロアで集積を作っている子供服系テナントの売り上げも伸びてきたという。幅広い顧客が訪れるため、元々ポテンシャルを持っていたゾーンだが、認知度が高まるに連れ、売り上げも上昇傾向にあるようだ。その半面、ストリート系ブランド10数店舗を集めた特設売り場「H.L.N.A. ZONE」は顧客作りに時間がかかっている。

アパレル市場に共通した傾向でもあるが、同施設でもやはり「服が売れなくなっている傾向がある」(EXPOCITYオペレーションセンター、栗林環所長)という。しかし、2016年秋冬シーズンは比較的、動きは良かった。雑貨や食品物販など、集約力を高める商材の必要性も感じているという。

(樋口尚平)