NYのコンセプトショップ「STORY」、ウォルマート傘下のEC企業と提携

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■NYマンハッタンにあるコンセプトショップ「ストーリー(STORY)」は10日、ウォルマート傘下のEC企業ジェットと提携し、食をテーマにキュレーション雑貨の販売を始めた。チェルシー地区(144 10th avenue new york ny 10011)に2011年オープンしたストーリーは、ブランド・コンサルタントのレイチェル・シェフマン氏のトレンド&コンセプトショップ。4週間~8週間の限定で大手企業と提携しながらテーマに沿った商品を揃え販売も行う。過去にはペプシコやヒューレット・パッカード、GEなどと提携しており、2014年のホリデーシーズン中にはターゲットと提携し、ホリデーギフトなどを集めた(キュレートした)ホリデーショップを行っていた。ジェットと提携したコンセプトショップは5月10日~6月18日までの予定となっている。約50坪となるショップにはトマトから作られたフェイスマスク(顔用パック)やケール風味のチョコバー、アイスクリームや寿司をあしらったソックス、バナナシェイプの小物入れなど一部生鮮品を含め、約700アイテムを揃えている。価格は5ドルの芝生ペンから1,500ドルのAI電子レンジなどで平均価格は38ドル。ほとんどの商品はストーリーで購入でき、ジェットでもオンライン注文が可能としている。ストーリーではイベントも多数開催され、イタリア料理の著名シェフでありイータリーの創業にも尽力したマリオ・バタリ氏の料理実演や有名メイクアップアーティストのボビー・ブラウン氏の講演会、またピザやクッキーを焼いた試食会なども行う予定としている。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。キュレーションとは、インターネット上の情報を収集してまとめることであり、情報を整理して新しい価値を持たせることです。「激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ」は、ある面ではアメリカ小売業のキュレーションサイトです。ただし、単に英語の情報を翻訳しているだけではありません。コンサルタントでもある後藤が現地に赴き、スタッフや店長に取材し、ネットやアプリを使って買い物し、食事まですることで様々な一次情報から新たなコンテンツも提供しています。経験や知見、洞察等を体系化し独自の切り口でコンサルティングという一段上の価値にまで高めているのです。この一連の行為に、流れとなるストーリーがあるのです。一貫して時間とお金と労力(情熱)をかけているから、人の気を集めることが可能なのです。チェルシー地区にあるコンセプトショップのストーリーも同じです。独自の切り口があるからこそ、これまで大手企業と提携ができているわけです。
ストーリーはジェットがオープンしたお店ではなく、ジェットがスポンサーとなってブランド・コンサルタントのレイチェル・シェフマン氏がテーマで描いたトレンドショップなんですね。EC企業がリアル店舗を作ったわけではありません。

後藤文俊