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"落書き=グラフィティ"アーティスト総出演 バンクシー映画の見所

Mr.A(アンドレ・サレヴァ)
Mr.A(アンドレ・サレヴァ)
Image by: 2010 Paranoid Pictures Film Company All Rights Reserved.
 世界的に有名だが誰もその素顔を知らないという謎のグラフィティ・アーティストBANKSY(バンクシー)の初監督映画「EXIT THROUGH THE GIFT SHOP(イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ)」が7月16日、日本で上映がスタートした。本編には、バンクシーをはじめ「Mr.A」のAndre Saraiva(アンドレ・サレヴァ)やオバマ大統領のポスターで有名なOBEY(オベイ)など、実在する著名グラフィティ・アーティストが多数出演。アート業界を痛烈に皮肉り、ユーモアに溢れた注目作品だ。
 

 イギリス・ブリストル出身のバンクシーは、ゲリラ的な作風で知られているストリート・アーティスト。名前以外のプロフィールや姿を一切世間に明かしておらず、その素顔はベールに包まれたままだ。街のあらゆる壁をキャンバスにステンシルを使った作品を描いたり、有名美術館内に無断で作品を展示したり、またはイスラエルとパレスチナを分離する壁に平和の願いを込めた作品を残すなど、常に世間を驚かせると同時に絶大な支持を得ている。2009年にはブリストル市立美術館で公式に展覧会を開催し、のべ30万人が来場。保管された作品の中には、数千万円の値で取引されているものもあるという。

 「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」は、バンクシーが初めて手がけた映画作品。ビデオ撮影が趣味の男ティエリー・グエッタが様々なグラフィティ・アーティストと出会い、彼らの素顔を撮影するうちに念願のバンクシーと接触する。ティエリーはやがてアーティスト "ミスター・ブレインウォッシュ" に変貌していくのだが、全ては仕組まれたことなのか、あるいはリアルなドキュメンタリーなのか。それはバンクシーのみが知っているというユーモアと謎に満ちた作品だ。映画の公式サイト(http://www.uplink.co.jp/exitthrough/)には貴重なインタビューの内容が公開されている。

 もうひとつの見所は、本編に登場するグラフィティ・アーティスト達。スペースインベーダーや「Mr.A」の生みの親でクラブラウンジ「Le Baron de Paris(ル・バロン・ド・パリ)」の創始者アンドレ、OBEYことShepard Fairey(シェパード・フェアリー)、ZEVS(ゼウス)、Ron English(ロン・イングリッシュ)、Swoon(スウーン)、Buff Monster(バフ・モンスター)、BORFなど、そうそうたる顔ぶれ。街のどこかにグラフィティが描かれる様子や、彼らの知られざる素顔を垣間みる事が出来る「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」は、7月16日より渋谷シネマライズほか全国で順次公開される。

■イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
 公式サイト:http://www.uplink.co.jp/exitthrough/

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