excite ism

生ビール片手に本が読める下北沢の本屋さん「B&B」

excite ism

都市生活者のためのライフスタイルマガジン。

フォローする:

 東京・下北沢駅南口近くに7月20日にオープンした本屋『B&B』。書店名の『B&B』は「Book」と「Beer」のこと。『B&B』では店内でビールを注文することができるのだ。BGMが静かに流れる中、店内の好きな本を手に取って好きな席に座ってビールを飲む。本とビール好きの自分にとって、至福のひとときを過ごせる夢の空間だ。

E1347237920074_1.jpeg

『B&B』は、ブック・コーディネイターの内沼晋太郎さんが代表を務める「本とアイデア」のレーベル「numabooksヌマブックス」と、広告制作からメディア運営まで幅広い活動を行っている嶋浩一郎さんが代表を務める「博報堂ケトル」が協業でプロデュースしている。

E1347237920074_2.jpeg

E1347237920074_3.jpeg

イズムでは「これからの街の本屋」をコンセプトに掲げる『B&B』の特に「いいな!」と思える3つの魅力に注目してみた。

■サーバーから注がれる樽生ビールを提供

E1347237920074_4.jpeg


メニューはドリンクのみで、サントリー・モルツの生ビールをはじめ、ノンアルコールビール、赤・白ワイン、ソフトドリンクのラインナップ。ビールはレジのカウンターに備え付けてあるサーバーから注がれる樽生。本屋という空間で飲む生ビールの味は格別!


E1347237920074_5.jpeg

■関連本が出版社を超えて陳列


E1347237920074_6.jpeg

『B&B』では出版社別に分けて本を並べるのではなく、関連本ごとに、単行本、新書、文庫、マンガといった形態を問わず同じ棚におさめられている。写真は本屋や本棚を扱った棚と、お酒やドリンク系を取り揃えた棚。


E1347237920074_7.jpeg

E1347237920074_8.jpeg

 お気に入りの本の隣に知らない本があると「これ読んでみようかな〜」という気になるし、自分では気づけなかった新たな作者や本と出会えるのがうれしい。

 雑貨も販売されていて、中にはB&Bオリジナルのアイテムも。また、店内の本棚、テーブル、椅子、照明などもタグが付けられていて購入することができる。
E1347237920074_9.jpeg


こちらは売られていた内沼さんがプロデュースを手がける読書用品ブランド「BIBLIOPHILIC ビブリオフィリック」)のブックスタンド。これは店内の陳列でも利用されている。思わず購入してしまった。


E1347237920074_10.jpeg

■毎日イベントを開催
 一番びっくりしたのは、「毎日」イベントが開催されているところ。店内では毎晩、本や雑誌に関するトークイベントが行われている。「書店を立ち上げるにあたって、最初からイベントを基本的に毎日開催すると決めていました」と内沼晋太郎さん。

 一般的な書店のイベントは不定期開催で新刊のプロモーションといった内容がほとんどだが、『B&B』で行われるイベントは毎日開催で新刊プロモーションだけではない。内沼さんは"基本的に"とおっしゃっていたが、なんと7月20日のオープン時から現在までイベントが開催されなかった日がないのだという。ちなみに休業日は年末年始および特別な場合を除いて年中無休。また、「本の販売とは別に継続できる事業として、いただいたチケット代から、著者の方へ出演料をお支払いするとともに、きちんと店舗の収益にも結びつける仕組みをつくって運営しています」と内沼さん。内沼さんとスタッフがアイデアを出し合って、陳列する本の選別やイベントの企画が生み出されているのだという。

「イベントの企画内容や開催時期、どういったイベントタイトルを付けたらより関心を寄せてもらえるかなど、試行錯誤していく中でだんだんとつかめてきたことがあります。この1カ月、毎日継続することができたので、次のステップとして、ひとつひとつの『場』を丁寧につくっていくことはそのままに、さらに内容のクオリティをあげていけたらと考えています」

 これだけ豊富なラインナップだと好きな著者や行ってみたいイベントにも出会えるだろう。個人的に9月の気になるイベントをピックアップしてみると、

・9/11 ナガオカケンメイ × 嶋浩一郎 『d design travel』発売イベント ~いま、東京は「山手」から「下町」に変わる!~
・9/13 田端信太郎 × 中川淳一郎「デジタルサバイバル講座」第3回
・9/14 古川日出男 × 小島ケイタニーラブ × 柴田元幸「朗読劇 銀河鉄道の夜」 秋の東北ツアー 出発前のつどい
・9/16 よしもとばなな × 藤谷治「下北沢、もしもし?」
・9/20 加藤貞顕 × 柿内芳文 × 上林達也「cakes × 星海社新書 今こそ編集を語ろう!――ヒットメーカーが考えるコンテンツのかたち」
・9/28 杉江松恋 × 米光一成 ブックレビューLIVE:杉江VS米光のどっちが売れるか!?
などなど。詳細は公式サイトのイベント情報をチェック。

 それにしてもジャンルは本当にさまざま。また、下北沢に関するイベントもいくつか見られる。

「店内の本のラインナップも同様に、文学やアート・デザイン系のみならず、人文・社会科学、自然科学、マンガ、ビジネス書、実用書まで、何かのジャンルにかたよることなく幅広く展開しています。こういったイベントに加えて、本の陳列内容も適宜変化させていくことによって、リピーターのお客さんを飽きさせないような工夫も行っています。これからの課題としては、わざわざ遠くから来店していただいているお客さんのみならず、地元の下北沢の人々に気軽に寄って楽しんでもらえる街の本屋づくりを目指しています」

 『B&B』の営業時間は12時から24時までと遅くまでやっているのもうれしい。内沼さんいわく、いずれは、瓶の日本のクラフトビール、世界のビールなどを月代わりで提供するといった試みや、食べ物のメニューも検討していきたいとのことでとっても楽しみ。

 今までにないワクワクを感じさせてくれる本屋『B&B』。気になった人はぜひ足を運んでみてほしい。

取材/dskiwt


本屋『B&B』 公式サイト
イベント情報
アップル・Macユーザー向けエキサイト


最新の関連記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング