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8年ぶりに全面リニューアル「渋谷ロフト」をレポート

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2012年9月7日(金)、渋谷ロフトが8年ぶりに全面リニューアルオープンを果たした。今でこそロフトは全国に78店(FC店を含む/2012年8月末現在)を展開するが、ここ渋谷ロフトは発祥の地。1987年のオープン以来、ロフトを牽引する第一号店として機能してきた。

 今回のリニューアルのテーマは、「ART & DESIGN」。そのテーマをいちばん体現しているのが、6階=トップオブロフトに登場したフロア「INTERAD」だ。パリのアート雑貨ショップ「ARTEUM(アルテウム)」の日本初出店をはじめ、厳選したデザイン雑貨を集めた「international design」、若手クリエイターの発掘を行うブースコーナー「Frying art APARTMENT」や、情報発信ギャラリー「LOFT FORUM」などで構成される。

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 6階へエスカレーターで向かうと、最初に登場するのが「INTERAD」のロゴ。光の三原色を活かしたロゴは、さまざまな要素が盛り込まれたフロアを象徴するかのようだ。フロア全体をよく見渡してみると、光の三原色を使った照明も効果的に用いられている。それぞれのカラーが溶け込んでひとつの光となるように、「INTERAD」各所に個性的なコーナーが展開している。

 「ARTEUM(アルテウム)」の入口には、看板犬よろしくベルギー出身のアーティスト、ウィリアム・スウィートラブ氏の真っ赤なスカルプチャーが置かれている。かなり大きなものだが、これも商品のひとつ。店内にはこういったアーティストのオリジナル作品からライセンス商品まで4,000種類以上の商品が並んでいる。店名のARTEUM(アルテウム)とは、「Art+Museum」の造語。渋谷で気軽にアート作品に触れられる新たな場として、期待が高まる。

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6階/「ARTEUM(アルテウム)」

 オープニングには、オーナーのロレーヌ・ドゥシェ氏も来日。彼女は長年アートの分野で活躍した後、2008年、アートを一般に親しみやすくすることを目指してアルテウムを設立、ルーヴル美術館地下のショッピングセンター「カルーゼル・デュ・ルーヴル」にある旗艦店を含め、パリ中心に3店舗を展開している。渋谷ロフトへの出店は海外初出店となる。ドゥシェ氏は「パリと同様に、私たちの商品セレクションやアート作品を、皆様が身近に感じ、日常に広がることを希望しています」とにこやかに語ってくれた。

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「ARTEUM(アルテウム)」オーナーのロレーヌ・ドゥシェ氏

店内のアート・ディレクションは、VI(ヴィジュアルアイデンティティ)の第一人者として知られるグラフィックデザイナーの廣村正彰氏が手がけ、インテリアデザインは1〜6階までをトネリコ、B1階をモーメントが担当した。


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6階/「ARTEUM(アルテウム)」

 昨年、インテリアデザインを担当させてもらった有楽町ロフトは天井の高いワンフロア全体でどんと見せる感じでしたが、渋谷ロフトは"多層階で見せる"ということで、導線計画がかなり重要になりました。そこで、従来のスクエアなラック型什器を、モジュールから見直しをかけて取り組みました。アールのついた什器を導入することで、お客さんが自然に奥へと回遊しやすい導線を実現できたと思います」(トネリコ/君塚賢氏)

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2階/美容・健康雑貨

「渋谷ロフトは、東京・渋谷の最先端の情報発信の地として、さらにオリジナリティを追求できる体制になったと思います。ロフトのさまざまな提案を、お客様が見出して組み合わせていけるーー現代の"ロフトらしいロフト"を、ぜひ最上階から体感してほしいですね。また、エントランスのムービング・ロゴも一新し、カラフルなギアがぐるっと回る明るいデザインにしました。BGMの音楽は小山田圭吾氏(コーネリアス)に頼んだのですが、打ち合わせの際に小山田さんから『実はその昔、シード館(現・西武百貨店Movida館)でバイトしていたので感慨深いものがあります』とお話いただくという、驚くべきご縁もありました。出来上がったBGMは、当時へのオマージュも感じられる良いものになりました」(廣村正彰氏)

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3階/家庭用品

 エントランスの右側には、Wi-Fiスポットも登場している。スマホやタブレット端末などをチェックしたり、人と待ち合わせるのにも最適な場所として人気が出そう。Wi-Fiスポットからガラス越しに見える1階の「ジャパンスーベニールショップ」では、47都道府県の郷土玩具を"今"の視点で集めたコーナーや、両国国技館でしか手に入らない相撲グッズなどがずらり勢揃い。海外からの観光客のお土産としても喜ばれそうだ。新たな情報発信基地として、渋谷ロフトの今後に注目していきたい。

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渋谷ロフト/エントランスにあるムービング・ロゴ


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1階/ギフト雑貨「ジャパンスーベニールショップ」

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4階/インテリア


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5階/バラエティ雑貨


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6階/「INTERAD/international design」

取材/草野恵子


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