
イタリア・トリエステで開催される「ITS」は、ディーゼルがサポートし新人デザイナーの登竜門として世界的に注目されているコンテスト。前回の「ITS」ではファッション部門のグランプリを、大阪出身でロンドンをベースに活動するメンズデザイナー鈴木一郎が受賞した。2013年開催の「ITS」に選ばれたファイナリストは、ファッション、アクセサリー、ジュエリーの部門において各10名。そのうち日本から「ここのがっこう」の分校cocoaで学ぶ大草桃子の作品「welcome to my rings - mascara contora mascara 2-」とアドバンスドコースで学ぶ佐藤友浩の作品「weak man's dream」がファッション部門に、ウィーン在住で「AITOR THROUP(アイター・スロープ)」のインターンとして働く上野貴大の作品「It's better to burn out than to fade away -グランジ・ルネッサンス-」はファッション部門とジュエリー部門に選出された。
近年の「ITS」に多くのファイナリストを送り出している「ここのがっこう」は、ファッションレーベル「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」のデザイナー山縣良和らが運営と講師を務め、共に学んでいくファッションデザインの学校。2010年開催の「ITS」でグランプリを受賞した西山高士(Takashi Nishiyama)や、「第85回装苑賞」で装苑賞を受賞した明石祥吾(Shogo Akashi)などを輩出している。