Fumitoshi Goto

ホールフーズが自社醸造した地ビールを拡大か?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ビール職人によって小規模生産されるクラフトビール(地ビール)が拡大している。ビール醸造者協会(Brewers Association)によると、今年上期(1月~6月期)の地ビールの生産量は1,220万バレルに達し、前年同期比で16%の増加となった。地ビール市場拡大の背景にあるのは、ここ数年で爆発的に増えた地ビールメーカーだ。今や米国全体の地ビールメーカーは3,700社を超え、前年同期から醸造者は700社も増えているのだ。また計画されている醸造者は1,755社もあり、今後も市場が拡大するとみられている。ただし、こういった醸造業者は、ビール醸造者協会で定義しているように中小零細企業である。多くの地ビール業者が販路拡大に苦心するなか、ホールフーズ・マーケット・ブリューイング・カンパニー(Whole Foods Market Brewering Company)を保有するホールフーズのオークポスト店は自ら醸造したビールを同店内にあるタップルームで顧客に提供している。そのホールフーズが8日、ヒューストン地区の10ヵ所のホールフーズにも自社製ビールの販売を始める。38種類の自社ビールの中から選ばれたのはポストオーク・ペールエール(Post Oak Pale Ale)で来月18日にはテキサス州の全店にも同製品を拡大していく。あくまでもタップルームでの提供に限っており、缶ビールでの販売は今のところない。
ホールフーズは昨年11月、テキサス州ヒューストン地区に醸造所を持つホールフーズ1号店をオープン、12月にはカリフォルニア州サンノゼに2号店をオープンしている。

トップ画像:カリフォルニア州サンノゼのホールフーズ・マーケット。このホールフーズにはカフェテリアを挟み、コーヒー・ジュースバーとタップルーム、それに醸造所を持つ別棟がある。今日は100枚近くに及ぶホールフーズ・サンノゼ店画像の一部を紹介する。

*なお、当社プレミアム会員向け「スカイプ・コンサルティング・セッション」では今月から3回(予定)にわたり、ホールフーズ・サンノゼ店(醸造所)、オシュボット(案内ロボット)のオーチャード・サプライ・ハードウェア、ターゲット・エクスプレス(サンフランシスコ・ダウンタウン店、バークレイ店)、シティ・ターゲット、シアーズ・コネクテッドショールーム、ウォルマート・サンブルーノ本社、IoTショールームのターゲット・オープンハウス、サンフランシスコセンター内にあるアマゾン・ポップアップストア、ナゲットマーケット(ボカビル店、エルドラド・ヒルズ店、メースデービス店、デービス店、ウッドランド店、フローリン・サクラメント店、エルクグローブ店の7店)にナゲットの最新業態であるフォークリフト・バイ・ナゲット、それにセーフウェイやレイリーズの画像1,550枚と、広角レンズを使用した動画(フォークリフト・バイ・ナゲットとナゲットの)43本を共有、厳選した画像と動画でサンフランシスコ&シリコンバレー、サクラメントの最新流通&新業態、繁盛店を解説します。

カリフォルニア州サンノゼのホールフーズ・マーケットの青果コーナー。画像では伝えきれないが、ホールフーズに行くといつもみずみずしい果物や野菜の香りにワクワクする。スーパーマーケットでは当たり前となりつつあるバルク販売もホールフーズでは圧倒的な品ぞろえを誇る。地産(Made Locally)と記されたシリアルやチョコレート、穀物類など100種類以上が並んでいる。

このホールフーズではコーヒー&ジュースバーとタップルーム、それに醸造所をもつ別棟が隣(画像では左側)に併設されている。顔写真は醸造者のガイ・キャメロン氏。奥は道路に面したキャフェテリアだ。手前の階段を上っていくとルーフトップのタップルームとなる。ルーフトップのタップルームとはビアガーデン(平日は午前11時~午後10時、週末は午前11時~午後11時)であり、週末には多くの地ビール好きが集まってくる。

ここでは19種類の地ビールを提供しており、そのうち5種類がこのバーの裏側にある醸造所で作ったビールとなっている。350ml~470mlの地ビールの料金は6ドル~7ドル。ビールはワイン以外のメニューにはピザやサンドウィッチ、寿司の他、おつまみとして枝豆やバッファローウィング(ピリカラ手羽先)、ピザ、餃子なども提供している。ビールやワインが1ドルオフとなるハッピーアワーは午後5時~午後7時まで。訪れた時間帯が平日の午前中だったため、お客は二人だけだった。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。後藤はお酒を飲みませんので、地ビールの評価はできません、残念!飲めない体質ではないのですが、少しでもアルコールを入れると顔が真っ赤になり、思考も停止して仕事にならないのです。私はワインを飲んでも顔色を変えない人がうらやましくてしかたありません。飲んでいたワインをピアノに置いてキース・ジャレットの「ビー・マイ・ラブ(Be My Love)」をサラっと弾ければクールなんですけどねぇ...実際は顔が真っ赤で指は動かず、にっこり笑ってもニヤついた表情になるので、それも無理なんですね。おかげで友達と飲みに行くときは、呑まないので運転手役が多くなります(笑)。それにしても地ビールの生産量が飛躍的に伸びています。ホールフーズが醸造所をわざわざスーパーの隣に作るのもわかる気がします。ビールも新鮮さが決め手です。地ビールブームも後押ししていますが、タップルームが醸造所の裏にあれば作り立てを味わえて、大人気となるのですね。

ビール好きな方、9ドルで4種類の地ビール(各120ml)を味わえる「ビアフライト(Beer Flight)」で試してみてくださいね。

後藤文俊

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