Fumitoshi Goto

新たな観光名所に 食とイベントにこだわる米SC「ザ・ポイント」の仕掛けとは?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■ロサンゼルス国際空港から南に10分程度の距離にオープンエア型ショッピングセンター「ザ・ポイント(The Point)」が7月30日オープンした。マンハッタンビーチにあるザ・ポイントは、メイシーズが核テナントとなるモール「マンハッタン・ビレッジ(Manhattan Village)」とホールフーズやベストバイ、コンテナストアのあるパワーセンターのハイブリッド型「プラザ・エルセグンド(Plaza El Segundo)」に挟まれるように立地したショッピングセンターだ。700坪のオフィススペースを含む3,000坪の建物には、人気急上昇のレストランとショップ28店が並んでいる。レストランにはオーガニック系アンチエイジング・レストランの「トゥルーフードキッチン(True Food Kitchen)」や手作りにこだわったシンプルなイタリアン料理の「ノースイタリア(North Italian)」、地ビールを提供するオースティンのグルメバーガーレストラン「ホップダディ・バーガーバー(Hopdoddy Burger Bar)」、チポトレ傘下でアジア系ファストカジュアルチェーンの「ショップハウス・サウスイースト・エイジアン・キッチン(ShopHouse Southeast Asian Kitchen)」に、高級ジーンズ・ブティック「ラッキー・ブランド・ジーンズ(Lucky Brand Jeans)」などこだわりのお店がテナントに名を連ねている。ペットフレンドリーなザ・ポイントは暖炉やウッドフロアのアウトドア・パティオ、噴水、青々と茂った芝生が中央にあり、子供たちが遊ぶスペースも用意されている。SC中央の芝生スペースではコンサートやヨガクラス、映画会などイベントを催すために使われており、コミュニティスペースとなっているのだ。
様々なイベントや富裕層相手のこだわりレストランから、ザ・ポイントはオンラインで買物ができる時代のライフスタイル・ショッピングセンターといってもいいだろう。

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マンハッタンビーチにオープンしたオープンエア型ショッピングセンター「ザ・ポイント(The Point)」のセンターマップ。ザ・ポイントは純然たるLSC(ライフスタイルセンター)とは異なるものの、イベントを通じてコミュニティスペースとしても機能していることから、コンセプトは似ている。

ザ・ポイントは友人や家族でリラックスな雰囲気を味わってもらうため「リビングルーム」をコンセプトにして設計された小型LSCだ。中央にある芝生スペースでは様々なイベントが開催される。アスレティカ(GAP傘下)が主催するヨガクラス、妊婦さんやお母さんのためのエクササイズクラス、ファッションショー、ビートルズやドアーズなどのオールディーズ・コンサート、映画祭などのイベントが中心になる。

ザ・ポイントのテナントにはオーガニック系アンチエイジング・レストランの「トゥルーフードキッチン(True Food Kitchen)」や地ビールを提供するオースティンのハンバーガーレストラン「ホップダディ・バーガーバー(Hopdoddy Burger Bar)」など、素材などにこだわったレストランが入っている。中間世帯所得が10万ドル(約1,200万円)を超すマンハッタンビーチなので富裕層相手となるレストランやショップだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。オープンエア型ショッピングセンター「ザ・ポイント(The Point)」はネットで買物ができる時代のSCです。ライフスタイルセンターでもコミュニティ・イベントと食にこだわった体験型商業施設といっていいかもしれません。積極的に何かを行う「体験」というより、リラックスな雰囲気を友人や家族と味わうような環境ですね。買い物はネットでできますから、ネットでは提供できないような五感を刺激するショッピングセンターです。SCレイアウトを見ていただけたらわかるように周囲に駐車(約700台)スペースを配置した小型ライフスタイルセンターで、核テナントはありません。むしろ目玉となる集客は芝生スペースで開催される様々なイベントです。GAP傘下でアスレティカが主催するヨガクラスに妊婦さんやお母さんのためのエクササイズクラス、ファッションショー、ビートルズやドアーズなどのオールディーズ・コンサートのイベントです。
ロサンゼルス国際空港にも近く、マンハッタン・ビレッジSCやプラザ・エルセグンドSCに挟まれている立地に、日本でも注目されているこだわりレストランがあるので、ザ・ポイントは地球の歩き方など旅行ガイドブックに載りますね、きっと。

後藤文俊

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