Fumitoshi Goto

アマゾンブックス 最大400店の出店を計画中?

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

フォローする:

■メディアは先週、ネット通販最大手のアマゾンが最大400店の実店舗を出店する計画があると報じた。この情報の出どころは、アメリカ国内にショッピングセンターを展開するゼネラル・グロース・プロパティーズ社のCEOの発言だった。300~400店の実店舗出店は別として、アマゾンブックスの2店舗目の出店は動き出しているようだ。アマゾンの採用サイト(Amazon Jobs)にアマゾンブックスの求人募集が掲載されているのだ。求人は店長(Store Manager)に副店長(Assistant Store Manager)、デバイススタッフ(Device Lead)、書籍スタッフ(Book Lead)、販売スタッフ(Associate)となっており、勤務地はサンディエゴもしくはサンディエゴ郊外の高級住宅地、ラホヤ(La Jolla)となっている。アマゾンブックスの詳細やオープン時期などは明記されていない。
アマゾンは昨年11月、ワシントン州シアトルのショッピングセンターにリアル書店「アマゾンブックス(Amazon Books)」をオープン。約5,000冊を150坪で展開するアマゾンブックスは、本を「面陳(面陳列)」や「面展(面展示)」で陳列し、星数評価やカスタマーレビューを記載したカードも添えられている。書籍価格はアマゾンストアと同一となっており、プライスカードによる価格提示は行っていない。本が気に入らなかった場合など購入から30日以内に返品すれば返金する返品制度もある。アマゾンブックスには書籍のほか、アマゾンが手がける電子書籍用リーダーのキンドルやタブレットのキンドルファイア、ファイアTVなど各種デバイスもデモンストレーション用に並べられている。営業時間は感謝祭とクリスマスを除き、平日は9:30am~9:00pm、日曜日は11:00am~6:00pmとなっている。アマゾンストアで購入した商品をお店でピックアップするサービスは行っていない。
ゼネラル・グロース・プロパティーズ社のCEOサンディープ・マスラニ氏が2日、第4四半期の決算会見にて「アマゾンは実店舗をオープンする計画で、わたしの理解では300~400店舗を目指している」と明らかにし、メディアが一斉に報じていた。なお求人を募集しているラホヤにはゼネラル・グロースのモールはないものの、サンディエゴ南にあるチューラビスタ地区にライフスタイルセンターのオタイ・ランチ・タウンセンター(Otay Ranch Town Center)を展開している。

16年2月4日 - 【アマゾン】、最大400店の書店チェーンを計画!SCのトップが勢いで言ってしまった?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンの書店チェーン展開はないものの、実店舗の拡大はありえるとするのが後藤の見解です。理由として第1にモールの空室率がまだ高いため好条件でテナント入店しやすい環境であること、第二にアマゾンは企業の顔としての実店舗が必要なこと、第三にラストマイルもしくは返品ポイントとしての場所が必要なことです。大手チェーンストアによるオムニチャネル化が進めば、実店舗を持たないと不利になってきます。アマゾンは物流拠点として、実店舗を生かしたいと思っているはずです。で、アマゾンブックスの求人募集が明らかになったことで、2店舗目はほぼ確実に出店されるのでしょう。で、販売スタッフ(Associate)の募集欄を読んでいて気になったのは業務内容に改善(Kaizen)の他「gemba walks, 5S」です。ゲンバ・ウォークとは現場視察で、5Sとは「整理(Sort)・整頓(Set In Order)・清掃(Shine)・清潔(Standardize)・しつけ(Sustain)」ですね。
アマゾンの現場といえばフルフィルメントセンターでしたが、今後はお店にも広がるのですね。で、スタッフはドSではなく5Sを叩き込まれると。

後藤文俊

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング