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2015年の国内アパレル総小売市場規模、5年ぶり縮小

《データを読み解く》

矢野経済研究所の調査によると、15年の国内アパレル総小売市場規模は前年比0.2%減の9兆3609億円と、10年以来5年ぶりに縮小した。百貨店、量販店で不振が目立つが、専門店、及びその他(通販等)が伸びた。

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専門店は1.2%増の4兆9616億円、百貨店は2.9%減の2兆600億円、その他(通販等)は3.4%増の1兆4144億円、量販店は6.3%減の9249億円。専門店は好不調はあるが、商品と価格のバランスに優れた企業が好調を維持している。その他(通販等)は、カタログ系通販企業で不振が続いているが、ネット系は依然として好調。

百貨店は、インバウンド(訪日外国人客)需要があったものの、衣料品では恩恵を受けずに厳しい状況が続き、特に婦人衣料の不振が響いた。量販店も百貨店と同様、衣料品の苦戦が顕著だ。品目別では、婦人服・洋品市場が0.4%減の5兆8844億円、紳士服・洋品市場が0.4%増の2兆5585億円、ベビー・子供服・洋品市場が0.5%減の9180億円で、紳士服・洋品だけがわずかながら前年を上回った。

■国内アパレル市場調査 アパレルメーカー、小売業、業界団体等が対象