Fumitoshi Goto

IKEA、米国で最大規模となる店舗をオープン

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

フォローする:

■家具販売最大手のイケアは8日、ロサンゼルス近郊に同社の米国店では最大規模となる新店をオープンする。ロサンゼルス・ダウンタウンから北へ15キロにあるバーバンク地区にオープンする新店舗(805 S San Fernando Blvd. Burbank CA 91502)は約1.3万坪の面積で、敷地面積は2.7万坪にも及ぶ。東京ドームとほぼ同じ広さとなる新バーバンク店は、2月4日に閉店した旧バーバンク店(カリフォルニア1号店:6,800坪)からは2倍の面積だ(新店は1990年オープンの旧バーバンク店からはおよそ1.6キロ離れた場所)。1,700台(6台の充電ステーション含む)の駐車スペースをもつ新店は、1万品目に及ぶ家具や家庭用品を揃えており、2,200坪のショールームには家具展示スペース「ルームセット」が50ヵ所(旧店は17ヵ所)導入される予定だ。ミートボールなどスウェーデン料理を提供するレストランは600席用意され、旧店からは3倍のキャパシティとなっている。従業員数は575人。新店のオープンに際して先着26名に800ドルの「ランズクルーナ・ソファ(LANDSKRONA sofa)」を無料進呈し、100人にはアームチェア「ポエング(POANG armchair)」をプレゼントする。また、先着100名の子供にはハート型クッション「ファムニーグ・イェルタ(FAMNIG HJARTA)」をプレゼントする。
創業が1943年となるイケアは48ヶ国に392店舗を展開しており、アメリカ国内には43店を展開している。2016年度のイケア・グループ売上高は、前年比7.1%増となる376億ドル(約4兆億円)となり過去最高を記録。また既存店・売上高前年比は4.8%の増加だった。

トップ画像:オープン前のイケア・バーバンク店の航空画像(ローカル局のニュース番組)。ロサンゼルス・ダウンタウンから北へ15キロにあるバーバンク地区にオープンする新店舗は約1.3万坪の面積で、敷地面積は2.7万坪にも及ぶ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ロサンゼルス近郊にオープンするイケアの新店が広い!足が痛くなりそうな1.3万坪という広さも凄いですが、600席のレストランというのも特徴的です。日本のイケアのレストランでは700~900席以上ありますが(メニューも多い)、アメリカのイケア・レストランはそんなにありません。昨年12月にオープンしたテネシー州メンフィスのイケア・レストランの席数は250席、今年秋にオープン予定のフロリダ州ジャクソンビル店は325席、インディアナ州フィッシャーズ店も325席で、フロリダ州ジャクソンビル店は450席です。ロサンゼルスの視察で訪れるイケア・コスタメサ店も300席です。イケアUS社長のラース・ペターソンはインタビューで食品がイケアのコア事業となっていることを明かしています。2015年度のアメリカ国内の既存店・売上高前年比が4.5%の増加に対して、レストランなどの食品事業は同8%の増加となっていました。

⇒特にレストランへの客足が増えているようで、食事をするためだけにイケアに来ている人が多くいるのですね。で、ロサンゼルス近郊のバーバンクはオフィスが集中していますから、ランチ時のオフィス客をねらっているのかもしれません。ところでバーバンク地区は約8,000人が働くウォルト・ディズニー・カンパニーや7,000人以上のワーナー・ブラザース、2,300人のABC局などの大手メディア企業が集まり、撮影スタジオもあることで「世界のメディアの中心地」と言われています。で、バーバンク店のオープニングでは先着26名に800ドルの「ランズクルーナ・ソファ(LANDSKRONA sofa)」を無料進呈する大盤振る舞いです。800ドルのソファにめがけて沢山の人が押し寄せると予想できますね。800ドルソファの無料進呈はあまり聞きませんので、26人の行列争奪戦を想像するとちょっと怖い気もします。で、ABC局などローカルのテレビ局に新店オープニングの取材をしてもらう魂胆なのでしょう。
バーバンクの新店は混雑が落ち着いてから食事ついでに視察したいと思います。

後藤文俊

記事のタグ

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    次の記事を探す

    Ranking Top 10

    アクセスランキング