Fumitoshi Goto

Jクルー、本社スタッフ150人のリストラ発表

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■消費者の行動変化でデパートメントストやチェーンストアが大量閉鎖やリストラに見舞われている中、また大手アパレルチェーンがリストラを発表した。大手ファッションチェーンのJクルーは25日、コスト削減策として本部社員150人のリストラを発表した。現在欠員となっている本部職100人分のポジションについても補充しない方針を明らかにした。今回のリストラにより退職金など1,000万ドルを超すと計上するものの年間3,000万ドルを節約できるとしている。Jクルーが先月発表した第4四半期(11月~1月期)決算では、本体Jクルーと傘下で姉妹ブランドのメイドウェルの連結売上高が6.94億ドルと前年同期比2%の減少だった。純利益は約100万ドルだった。前年同期は約700万ドルの赤字だった。既存店・売上高前年同期比は5%の減少。これにより同社の既存店ベースは10四半期連続で前年を下回った。既存店の内訳は売上全体の15%程度となるメイドウェルが6%の増加となったものの、Jクルーが7%減と落ち込んだ。通年では売上高が24.3億ドルと前年から3%の減少だった。純損益は2,400万ドルの赤字だった。既存店・売上高前年比は7%の減少だった。前年は同8%の減少だった。Jクルーはモールなどに278店を展開しており、メイドウェル(Madewel)は115店、39店のJ.クルー・マーカンタイルを含むJクルー・ファクトリーは179店を展開している。
Jクルーは今月初め、26年間Jクルーに在籍したクリエイティブ・ディレクター兼社長のジェナ・ライオンズ氏の退任を発表している。ライオンズ氏はJクルーの躍進を率いた同社の顔としてだけでなく、ファッション業界の敏腕&カリスマデザイナーとしても知られていた。

17年4月22日 - 【大量閉鎖】、Bebeは全店閉鎖にルー21は400店の閉鎖!チェーンストア経営は終焉?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。リストラはまずは本社スタッフから。そのうち大量閉鎖発表というのが、ここのところのアパレルチェーンの筋道です。理由は消費者の行動変化。ファッションもオンラインで買い物するようになり、ショッピングセンターに行かなくなり、続々とテナントが一部撤退や閉店をし、今年に入ってペイレスシューソースなど14社が破綻しました。全店撤退などでさらにモール離れが進み、ショッピングセンターの来客数減の加速化で、テナントとなるアパレル専門店に打撃となる負のスパイラルです。それが数字として表れているのが既存店ベース。Jクルーも客離れで既存店・売上高前年同期比が10四半期連続してマイナスになっています。GAPでいうところのオールドネイビーのメイドウェルは既存店をのばしていますが、売上全体の8割以上を占める本体Jクルーの不振が続いているのです。15億ドルもの負債を抱えているのでメイドウェルはスピンオフや売却、本体は縮小ということでしょうか。
アマゾンフレッシュが日本でも始まりました。何でもネットで購入する時代になると、日本でも同じことが起こります。

後藤文俊

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