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北欧映画の1週間「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2018」開催

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2018年2月10日(土)から2月16日(金)までの七日間、ユーロスペースで日本未公開を多数含む北欧映画、全14作品が公開される「トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2018」が開催。今すぐタイムテーブルをチェックしよう。

Tatsuya Yamaguchi

 
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©Chisato Tanaka

スウェーデン、アイスランド、デンマーク、ノルウェー、フィンランド。洗練されたデザインや建築、ミュージックシーンはさることながら、世界幸福度ランキングの上位に全五カ国が入るなど、こと福祉や教育といった国家・政治的構造においても熱い視線を向けられている北欧五国。同時に、改めて取り上げられることはいまだに少ないが、2017年3月、ついにフィンランドで法律が施行され、北欧の全五ヶ国で同性婚が認められているということも知っていてほしい。

2011年から開催されている、北欧映画の現在を一望できる「トーキョー ノーザン ライツ フェスティバル」が、今年も2月10日(土)から1週間の会期で渋谷・ユーロスペースで開催される。一般的な北欧諸国のイメージを更新するような、各国の現在形(そこには世界に通底する、高次元の社会問題も含んでいる)を照らし出す全14作品が上映される。

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©Annika-Berg

2018年のオープニングとクロージングを担うのは、アニカ・べウ監督による『チーム・ハリケーン』だ。2017年に公開され、デンマークのティーンから圧倒的な支持を集めているというユースドラマだ。主要キャストは監督自らがSNSで探したという8人の少女たち。「ビッチとは何?」。彼女たちの日常と真実について、「スマートフォンをフリックするようなスピード感」がある映像で瞬くように繰り広げられ饒舌に物語られる。2月10日(土)11:30からの上映後には、映像作家のUMMMI.によるトークイベントもある。

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©Louise Mc.Laughlin

第90回アカデミー賞の「外国語映画部門」フィンランド代表に選出された、ドメ・カルコスキ監督の『トム・オブ・フィンランド』は、タイトルの通り、世界的ゲイ・エロティック・アーティストのトム・オブ・フィンランド(本名トウコ・ラークソネン)の生涯を描いた作品だ。フェティッシュなレザージャケットを身に纏った筋骨隆々とした男性の姿を描き、同性愛を力強く表現したドローイングを一度は目にしたことがあるだろう。一人の芸術家の半生だけでなく、第二次世界大戦以後の保守的な社会において同性愛がどのように受容されていたのか、その一端も知ることができるだろう。

彼の作品を初めて日本に紹介したことで知られるゲイ漫画家の田亀源五郎によるトークイベントも開かれる。

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©Lasse-Frank-Johannessen

全作品を紹介したいところだが、もう一つ付け加えると、フィンランドを代表する映画監督のカウリスマキ兄弟の兄、ミカ・カウリスマキによる『ゾンビ&ザ・ゴースト・トレイン』と、劇場未公開である『ディグレロ 撮られなかった映画』も各3回ずつ公開される。後者の各公開日での、映画評論家で爆音映画祭のディレクター樋口泰人、映画監督の相澤虎之助によるトークも必聴だ。

詳しい上映スケジュールと作品紹介は公式ホームページをチェックしよう。1月18日(木)まで各回50席限定の指定席の購入もおすすめだ。

トーキョーノーザンライツフェスティバル 2018 北欧映画の1週間
期間:2017年2月10日(土)〜2月16日(金)
会場:ユーロスペース
住所:東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F
タイムテーブルはこちら

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