Apparel Business Magazine

「H&Mグループ」、値下げ比率の増加もあり減益に

Apparel Business Magazine

デニム系ニュースを中心に業界情報を網羅

フォローする:

 

H&M AB、2017年11月期
財務諸表(表1)

H&Mグループの2017年1月期連結決算は、店舗数の増加もあり売上収益は増収を達成したが、第4四半期(9-11月)におけるマークダウン比率が前年よりも増加(1.3ポイント増)した影響もあり、売上高総利益率(粗利率)が低下、販管費率の増加もあり減益に至った。収益面で、第4四半期の苦戦が影響した。

日本ディビジョンは堅実に成長
グループの連結決算は、2,000億400万スウェーデンクローナ(約2兆6,000億5,200万円、1スウェーデンクローナ=13円で換算)、4.0%増と堅調な推移だった。粗利率は54.0%(1.2ポイント減)と低下した。営業利益は205億6,900万スウェーデンクローナ(約2,673億9,700万円、同)、13.7%減と減益に至った。金融項目控除利益は208億900万スウェーデンクローナ(約2,705億1,700万円、同)、13.4%減と減益。当期純利益は161億8,400万スウェーデンクローナ(約2,103億9,200万円、同)、13.2%減だった。

期末の総店舗数は4,739店(479増、91減)。主力業態の「H&M」は同4,288店(326増)。「COS」は同231店(37増)、「Monki」が同119店(1増)、「Weekday」が33店(5増)。地域別では、USAが536店(68増)、Germanyが463店(4増)、Chinaが506店(62増)。

地域別の売上高は、Germanyが367億8,900万スウェーデンクローナ(約4,782億5,700万円、同)、1.0%減で最も規模が大きい。2位はUSAで278億700万スウェーデンクローナ(約3,614億9,100万円、同)、3.5%増。3番目はUnited Kingdomで145億8,000万スウェーデンクローナ(約1,895億4,000万円、同)、3.2%減(表2を参照)。

handm-kessan-20180202_002.jpg
H&M AB、2017年11月期
地域別売上高(表2)

日本ディビジョンは、売上高48億1,900万スウェーデンクローナ(約626億4,700万円、同)、4.8%増で堅調な推移だった。期末の店舗数は82店(17増、1減)で、順調に出店が進んだ。グループの中での売上規模は小さいが、堅実に成長を続けている。

財務面は、減益に至ったことで一部の数値がやや悪化した。効率性指標では、商品回転率が2.8回転(0.2ポイント減)と低下した。粗利率が下がったこともあり、交差比率が151.2(14.4ポイント減)と悪化した。D/Eレシオは有利子負債が増加し、自己資本が減ったことでやや増加している。自己資本回転率の微増は自己資本の減少によるものだ(表1を参照)。

(樋口尚平)

記事のタグ

最新の関連記事

おすすめ記事

Realtime

現在の人気記事

    Ranking Top 10

    アクセスランキング