銀座エルメスでミルチャ・カントルの日本初個展が開催、東京を舞台にした新作を発表

The landscape is changing / 2003 / 22’00” / Color film with sound / Courtesy of the artist and Magazzino, RomeThe landscape is changing / 2003 / 22’00” / Color film with sound / Courtesy of the artist and Magazzino, Rome
The landscape is changing / 2003 / 22’00” / Color film with sound / Courtesy of the artist and Magazzino, Rome

 銀座メゾンエルメス フォーラムで、パリを拠点に活動するアーティスト ミルチャ・カントルの日本初となる展覧会「あなたの存在に対する形容詞」が開催される。会期は4月25日から7月22日まで。

 ミルチャ・カントルは1977年ルーマニア生まれ。日常の世界がいかに複雑で不確かなものかを気付かせる写真や彫刻、映像、インスタレーションを発表し、アルバニアの首都ティラナでスローガンの代わりに大きな鏡を掲げて練り歩く様子を映像に収めた「The landscape is changing」(2003年)や、狼と鹿がギャラリー内で出合う様子を記録した映像作品「Deepature」(2005年)などで国際的に注目を集める。受賞歴は「マルセル・デュシャン賞」(2011年)など。作品はポンピドゥー・センターやニューヨーク近代美術館などにも収蔵されている。

 日本初の個展となる今回は、銀座メゾンエルメスのガラスブロックの透明性から着想を得た新作を発表。「The landscape is changing」に連なる映像作品で、東京のさまざまロケーションで人々が透明なプラカードを持って行進する様子を捉え、東京の日常のなかにある詩的な瞬間を描いたという。また、数十本のアルミニウムの鐘とガラスの屏風を組み合わせたインスタレーションを公開。これらの作品を通じて、規則や慣習、権力など透明なものの力によって無意識に縛られているなかで「あなた」を形容する言葉についてのシンプルな問いを投げかける。

■「あなたの存在に対する形容詞」ミルチャ・カントル展
会期: 2018年4月25日(水)~7月22日(日)
会場: 銀座メゾンエルメス フォーラム