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東大生協、宇佐美圭司の絵画廃棄を認め謝罪

 東京大学中央食堂に展示されていた宇佐美圭司の絵画「きずな」について、5月8日の今日、東大生協が廃棄処分を正式に認めた。「貴重な文化資産である作品を失う事の重大さに思いが至らなかったことを深く反省し、心よりお詫び申し上げます」と謝罪のコメントを発表している。

 

 「きずな」は、1976年に東大生協創立30周年記念事業の一環として宇佐美に制作を依頼した作品。40年以上、中央食堂の壁面に展示されていた。中央食堂の全面改修にあたり、絵は壁に固定されて取り外せないもので、設計を変更するか絵を廃棄するかという二者択一になり、十分な検証がされないまま廃棄の判断が下されたという。工事を監修した教授からは機能上も意匠上も問題のない設置場所を指定されていたが、情報が適切に共有されず昨年9月に廃棄処分された。

 今年3月、生協はホームページで絵画の問い合わせに対し、「意匠や吸音の壁になることから、移設はできないため、今回処分することにした」と回答。同回答についても理由が事実に基づいておらず、「あたかも同作品がこの時点で存在していたかのような誤解を与えるものでもあり、きわめて不適切なもの」として撤回している。

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