Fumitoshi Goto

スタバ、モバイルオーダー&ペイの利用率が増加

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■コーヒーチェーン最大手のスターバックスは第3四半期(4月~6月期)の決算発表で「モバイルオーダー&ペイ(Mobile Order & Pay)」が注文の13%に達したことを明らかにした。

モバイルオーダー&ペイは事前注文・事前決済。同社のアプリからコーヒー等を注文し、アプリ内にある金額をチャージしたギフトカード(プリペイドカード)から支払う仕組みとなっている。モバイル・オーダーはレジ待ち行列を緩和し、注文の聞き取りミスや勘違いによるヒューマンエラーを回避できることでクレームが減り、顧客ロイヤリティが高まる。スタッフもより調理に集中できることで、店内オペレーションの合理化も図れるメリットがある。

スターバックスのモバイルオーダー&ペイの使い方は、アプリ上で最寄りのスターバックスなどピックアップする店を指定しメインメニューの「注文(Order)」からフラペチーノやサンドウィッチ等を選択する。ピックアップまでのおよその時間が表示され、注文ボタンをタップすれば注文が確定され決済完了となる。

店では注文を受信すると、スターバックスの厨房にあるプリンタが注文ステッカーを発行する。注文ステッカーには顧客名とメニューが書かれており、該当するサイズのカップ(サンドウィッチなどは紙袋)に貼って、バリスタが準備するのだ。

モバイルオーダー&ペイは、前期となる第2四半期(1月~3月期)では12%、前年同期は9%だった。また、アプリ決済等を行えるスターバックス・リワード会員(Starbucks Rewards)は1,900万人となり、アメリカ国内で売上の40%に達している。

モバイルオーダー&ペイを導入する外食チェーンは後を絶たないどころかファストフード店では標準サービスになりつつある。外食チェーン最大手のマクドナルドからダンキンドーナツ、3大宅配ピザチェーン(ドミノピザ、ピザハット、パパジョンズ)、2,300店以上を展開するチキン・サンドウィッチチェーンのチックフィレ、約2,000店のベーカリーカフェを展開しているパネラブレッドなど大手外食チェーンが全店でモバイルオーダーを展開しているのだ。

最近でも国内に4,000店近くを展開するソニック・ドライブインをモバイルオーダーを始めており、全世界30ヶ国で1,100店を展開しているザ・コーヒービーン&ティーリーフは、モバイルオーダーを南カリフォルニアとアリゾナの直営店で開始した。

スターバックスでは四半期ごとにモバイルオーダー&ペイの利用率が高まっている。レジ注文からモバイルからの事前注文に切り替える顧客が今後も増えることが予想され、モバイルオーダーが20%近くにまで達する可能性も否定できないのだ。

トップ画像:移動中の車内でモバイルオーダーを使い、ウッドベリーコモン・アウトレット内にあるシェイクシャックに事前注文している参加者。

後藤文俊

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