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ネット上で知り合った他者の肖像画、井原信次の個展開催

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繊細なタッチで写真と絵画の境界を突き詰める若手アーティスト、井原信次による自己(ME)と他者(YOU)の距離をテーマにした個展「MEYOU」がギャラリーKENNAKAHASHIにて開催。

By Daiki Tajiri

10月19日(金)から11月10日(土)まで東京・新宿にあるギャラリーKENNAKAHASHIにて、その美しく精密なタッチで日常的な被写体を神秘的に写す若手作家・井原信次による新作個展「MEYOU」が開催される。

現在まで「新進芸術家選抜展 FAUSS」(3331 Arts Chiyoda、2018)をはじめとした展覧会、広島私立大学芸術資料館やルチアーノ・ベネトンコレクションなどに作品が収蔵されている彼の作品は、親しい友人や愛する人、自画像など、男性像をモチーフにした作品が多かった。

“Memories” ©Shinji Ihara 2018 Oil on canvas, mounted panel 33.3 x 33.3 cm Courtesy of KEN NAKAHASHI

彼が作品の生みだす作品の源となるのは、彼自身のマイノリティであることで抱く孤独感と、他者と関係を築きたいという思い。今展覧会で展示される「MEYOU」も同様、「他人」との接触への考察を表現しているが、興味深いのは今回は、自己(ME)と他者(YOU)の距離が多様な価値観やシステムがある社会の中にあるということに焦点をおいているという点だ。

他者との距離をコントロールすることがある意味で可能になった現在。インターネット上でランダムに知り合った、名前も住んでいる場所も知らない人々を描いた作品群は、そんな"知っているのに知らない"という不思議な感覚を改めて考えさせられるだろう。

“Caro” ©Shinji Ihara 2018 Oil on canvas, mounted panel 41 x 31.8 cm Courtesy of KEN NAKAHASHI

井原信次「MEYOU」
会場:KEN NAKAHASHI
期間:2018年10月19日(金)~11月10日(土)
※オープニング・レセプション 10月19日(金)18時~
時間: 午前11時 − 午後9 時
日曜日・月曜日休廊

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