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水原希子ら50人が語る「フィメール・ゲイズ」

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『i-D Japan no.6』に出演・参加した50人の女優、モデル、フォトグラファー、スタイリストがそれぞれの視点から「フィメール・ゲイズ」を語る。

 

2018年の夏、i-D Japan は147名の女性クリエイターたちと共に『i-D Japan no.6』を製作した。

テーマは〈フィメール・ゲイズ〉。この聞きなれない言葉は、それもそのはず、映画論理家のローラ・マルヴィが1975年に書いた論考「視覚的快楽と物語映画」のなかで指摘した〈メイル・ゲイズ(男性視点)〉——女性を性的対象化する視線——と対になる新しい造語だ。

それならフィメール・ゲイズが「男性を性的対象化する視線」かと言えば、ちっともそんなことはない。本号でもこの新しい造語を定義づけることは極力しなかった。〈フィメール・ゲイズ〉という言葉は、現代を生きる女性たちによって少しずつその輪郭を与えられていくものだろうし、定義はそれを考える人の数だけ存在するからだ。

ここで公開するムービーでは、本誌に登場・参加した50人の女性たちがそれぞれの視点から、現代における女性性のあり方や、自身が考えるフィメール・ゲイズを語っている。

長島有里枝とのフォトセッションで表紙を飾った水原希子は、フィメール・ゲイズを、性別を問わず「どういう人でいたいかを追求していく姿勢」だと答え、女優の石橋静河は「性別を超えていける可能性」だと話す。

はたまた写真家の石田真澄が「個人の個性よりも性別について考えざるを得ない」と話し、ジュエリー・デザイナーのMyria Gehinはムービーのなかで、フィメール・ゲイズとは「インターセクショナリティについて」だと答えている。つまり、それぞれの違いを認識したそのうえで、共通の課題に取り組んでいく必要がある、と。

紙面でモトーラ世理奈を撮り下ろしたペトラ・コリンズは、フィメール・ゲイズを「これまで対象化されてきた女性」をそれとは異なるしかたで見つめることだと説明し、映画監督の山戸結希は「まなざされる痛みを知りながらまなざすこと」だと言う。

50人全員の意見は紹介しきれないので、ぜひムービー本編を見てほしい。彼女たちの声を聞いていると、このまだ意味の希薄な〈フィメール・ゲイズ〉という言葉には可能性があるように思えてくる。それは、古い価値観を破壊していく新しい視点なのかもしれない。

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