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走行距離4,980kmの中で見つけた優しい世界、写真家 山谷佑介がヨーロッパツアーを終え展覧会を開催

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写真家の山谷佑介氏がヨーロッパツアーを終え、帰国報告展覧会を開催。

 山谷佑介氏が10代から続けているというドラムと、写真を組み合わせてパフォーマンスを行ってきた「Doors」。今年9月に山谷氏は必要な機材のみを詰め込んだバン一台でヨーロッパ6カ国をめぐるパフォーマンスツアーを敢行した。なんと、走行距離4,980km、全8回のパフォーマンスで撮影された写真は3,563枚にも登ったという。ヨーロッパツアーを終えて、ホームタウンである杉並区和泉に凱旋した氏が「ギャラリー山谷」にて帰国報告として展覧会「I came back home」を開催。ツアー中に撮影した写真が会場に積み上げられ、それらをもって帰ることも可能だ。

 自らを被写体とし、ドラムを叩くと振動によって切られるシャッターと暗闇に瞬くフラッシュ。観客が目にするフラッシュが焚かれた一瞬一瞬に浮かび上がる山谷氏の姿と、会場の様子はリアルタイムでプリンターから出力され、その写真は次第に会場を埋め尽くしていく。パフォーマンスから写真の生産に至るまでのこの一連の流れは、人間の意識や物事を見る眼差しの歪みと複雑さを浮き彫りにしているのだ。また、今回の旅を振り返って山谷氏は「俺はずっと剥ぎ取ろうとしてきた。でも、取ろうとしないで、こちら側を剥ぎ取った。そしたらそこには優しい世界がありました。」と語った。

 SNSによって多くの日常を目にすると同時に、誰でも自分を発信できることで誰かに見られているという相互監視的な現代社会。その中で、自らの身をもってアナログな方法で写真という行為に飛び込んだ写真家、山谷佑介氏の軌跡をぜひその目で確かめてほしい。

【展覧会概要】
「I came back home」
会期 :2019年12月7日(土)-12月15日(日)
時間 :月~金・日, 13:00-18:00 土, 13:00-20:00
会場 :ギャラリー山谷   ※ギャラリー山谷とは、作品のコンセプトにあった空間での展示を目的とした、神出鬼没なギャラリーです。
住所 :東京都杉並区和泉1-10-7 (京王線代田橋駅・沖縄タウン奥)

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