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繊研plus《データを読み解く》100円ショップ業界売上高 日用品需要が急増
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帝国データバンクの調査によると、大手5社を中心とした20年度の100円ショップ業界の売上高(事業者ベース)は過去最高を更新する見込みで、11年連続で増加した。コロナ下で自宅で過ごす時間が増え、家庭内の日用品などの需要の急増が要因。
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中食や自炊ニーズの高まりで鍋などキッチン用品が伸びた。清掃商品や生活消耗品、手芸品、インテリア用品など、おうち時間を飾る雑貨も増えた。ファッション性の高い雑貨で女性に人気のセリアは、21年3月期の売上高を前期比10%増の1987億円と予想。売上高、利益ともに過去最高を更新する見通し。キャンドゥも20年11月期は連続増収を記録し、今期も引き続き増収予想。各社は出店攻勢を緩めず、21年度中には大手5社の累計店舗数が8000店を超えそうだ。一方、300円ショップの出店攻勢も盛んで、ミカヅキモモコが経営破綻するなど、ワンプライス業態全体の飽和感も強まっている。
■100円ショップ業界の推移 出典は企業概要データベース「COSMOS2」
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