長塚ディレクター
「レイビームス」が2月で40周年を迎えた。ビームス初のウィメンズレーベルとして「時代のトレンドを自分らしく、自由に着こなす」提案で幅広い世代をとらえてきた。2月10日には顧客を招き、東京・ビームスウィメン原宿店でイベントを開いた。「ファンとのつながりを大切する1年にしたい」と話す長塚理紗ディレクターに聞いた。
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個性の違い楽しんで
レイビームスを扱う店は全国に50近くある。路面店は原宿店だけで、ほとんどが商業施設内のビームスの他レーベルも扱う複合店。幅広い方が来店し、ビームスの商品に触れる最初の機会になることも多いため、面白い物やここにしかない物を提案したい。商品はデザイナーブランドからベーシックなアイテムまで揃えている。お気に入りを見つけてくれたらうれしい。
ブランドの特徴は、トレンドのアイテムを取り入れつつ、その人らしい着こなしができるところ。スポーティーにもガーリーにも楽しめる。スタッフは同じ服でも髪型やメイク、小物使い、重ね着の工夫で一人ひとりが全く違う着こなしをしている。
18年にディレクターに就任してからは、スタイリング提案にも力を入れている。リアル店舗では、シーズンコンセプトに沿った着こなしを全店統一で表現する。コロナ下の20年以降はネット上の発信も強化してきた。でも店頭の販売員は、それぞれが個性的なアレンジで着ているので、どれを取り入れるかはお客様次第。
魅力もっと伝えたい
今年は別注商品にも力を入れている。「プーマ」や「フミエタナカ」「フィラ」「ナディアワイヤー」など、いつもより多く決まっており、毎月新商品を出す。プーマの商品は定番のトラックスーツで、丈やシルエットを工夫し、オレンジなどの特別な配色で企画した。ミニスカートはパンツに重ねることでレイヤードスタイルを楽しめる。
この1年はお客様とのつながりを強化し、ファンをもっと増やしたい。原宿店での40周年イベントはそのきっかけになるよう、物販以外の様々な体験型コンテンツを企画した。レイビームスについて伝える書籍も出版する予定がある。
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