Image by: J.フロント リテイリング
大丸松坂屋百貨店やパルコを傘下に持つJ.フロント リテイリングが、WealthPark(以下、WP)の子会社であるWealthPark RealEstate Technologies(以下、WPRET)と、包括的な業務提携契約を締結した。
WPは、不動産やアート、未上場株式といった「オルタナティブ資産」の民主化に取り組むテクノロジー企業。不動産管理会社向けDXサービス「WealthPark ビジネス」や「不動産 DXコンサルティングサービス」、不動産投資家向けの資産運用アプリ「WealthPark」を展開している。子会社のWPRETでは、日本国内へ投資するインバウンド投資家向けに不動産を中心とする資産運用サービスを、中華圏を中心として世界8ヶ所の主要エリアで提供している。
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J.フロント リテイリングでは、人口減少に伴う国内需要縮小を補うためグローバル需要の取り込みを重要課題に掲げ、2024-2026年度中期経営計画においてインバウンド消費取込みの量的な拡大をはかるとともに、海外富裕層との関係性の構築を戦略課題に定めた。ターゲットとなるアジアの富裕層は、高品質な商品やサービス、限られた人だけが受けられる特別な体験を求めているため、提携はこれまで百貨店が培った外商顧客など優良顧客向けサービスのノウハウをアップデートさせることが強みになると考えたためだという。
業務提携により、J.フロント リテイリングは、WPRET顧客である日本に不動産を有する海外富裕層に言語対応をはじめとする同社のサポートを受けてアプローチができるようになる。また、WPグループは、百貨店の優良顧客向けサービスの提供を加えることで、海外顧客に対する提供価値を高めロイヤリティの向上に繋げていきたい考えだ。今後も提携を拡大することで、海外顧客基盤の強化に取り組んでいくという。
Image by: J.フロント リテイリング
Image by: WealthPark
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