百貨店の井上が、2025年3月31日に松本駅前の本店を閉店すると発表した。閉店後は、総合ショッピングセンター「アイシティ21」の百貨店棟と統合する計画だ。
井上は、1885年に呉服屋として創業。1979年に同店舗に移転し、現在まで本店として営業してきた。築45年となる施設は、大規模な設備更新が必要な状態であり、顧客に買い物を楽しんでもらうのが難しいと判断したため閉店を決定。今後の利活用は現時点で未定だが、松本市内で新たな事業展開を検討している。
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アイシティ21は、2000年に井上が開業した複合商業施設。統合後は、百貨店業で培った「おもてなし力」に磨きをかけ、売場や商品構成の見直し、新たなテナントの導入などのリニューアル計画を進める。また、外商やネット事業、地域連携商品の開発などを展開し、新時代のショッピングセンターを目指すとしている。
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