編集部が実食&推薦するご褒美スイーツ:水曜日のスイーツ Vol.40
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(2024/05/08)
水曜日の午後。一週間もちょうど折り返し、そんな時にちょうど甘いものが欲しくなる。長い歴史を持った名店や、原宿と言えばコレ!といった定番スイーツから、最新のスイーツまで表参道・原宿にはスイーツがあふれているではないか。いわばスイーツの楽園と言えるかも。さて、今週食べたスイーツはこちら!
本日のスイーツ:PENNY LANE(ペニーレイン)
メニュー:ソフトクリーム
食べたもの:リッチミルク(500円)
あずき&みるく(500円)
あずきマックス(700円)
突然だが原宿の「ペニーレイン」をご存知だろうか。フォークシンガー・吉田拓郎さんの名曲「ペニーレインでバーボン」でも知られる原宿の伝説のバーである。1973年に開業し、吉田拓郎さんはもちろんのこと、当時の大物フォークシンガーたちが足繁く通い、集まっていた溜まり場だったという。
ペニーレインは1990年に閉店。同系列のバー「ライムライト」のあった「モントーク」の路地を入ってすぐの場所に2005年に移転(旧ペニーレインの場所はみんな大好き原宿餃子楼である。こちらも実は系列店で運営は同じ音楽関連の会社)。
再オープンを遂げ、以来ライブハウス、イベントスペース併設のカフェバーとして営業を続けてきた。のだが、コロナ禍以降は店舗を閉じていることも多かった。そして実は2024年の冬頃から新しい試みとして、とんでもなくおいしいソフトクリームを販売している。
海外からのインバウンドを始め、街を訪れる人にペニーレインを知ってほしいという思いと、街と接するタッチポイントを作りたいと、ジェラートなどいろいろ試行錯誤した末、辿り着いたのはソフトクリーム。多数のメーカーを食べ比べ、厳選したソフトクリームを提供する。
ソフトクリームはカップとコーンが選べて、カップにはスタッフでありシンガーとしても活動中の上野るなさんがひとつひとつ手描きしたイラストや文字が添えられている。
上野るなさんは、ペニーレインを拠点とするレコードレーベル「TOKYO PENNY LANE」による月イチのイベントにレギュラーで出演。ペニーレインを偶然訪れたミュージシャンと即興でセッションしたりするなど、まさに看板娘として存在感を発揮している。
上野るなさん。この時は撮影用に髪を下ろしてもらったけど、ソフトクリーム販売の際はちゃんとまとめています。
味はリッチミルク、あずきマックス、あずき & みるくの3種類。一見チョコだと勘違いしてしまいそうな色味だが、紛れもなくあずき。それも超濃厚でとてもおいしい。
さらっと食べられる冷たいこしあんのような味と口当たり。あずきのアイスはあっても、あずきのソフトクリームはなかなか食べたことがない人も多いのでは。海外の観光客にも大人気だという。
リッチミルクはバニラエッセンスなどの香料不使用。ミルクだけの濃厚なコク、さわやかな甘味が口いっぱいに広がる、まさにリッチなおいしさ。コーンにも店のコンセプトカラーが取り入れられている。
ペニーレインとはそもそもビートルズの地元・リヴァプールにあるペニーレイン通りから。サッカーでも知られるリヴァプールにとって赤は特別な色なのだ。
そんな両方の味をミックスしたあずき&みるくはイイトコ取り。単体で食べたときとはまた違った味覚を生み出していて不思議。それぞれに共通しているのは濃厚なのに軽いさらっとした口当たりで、甘ったるさは一切ない。サクっと食べられる軽さとおいしさのバランスが最高だ。
ソフトクリームを売ることを決めたのは、まさに原宿の街でのひとつのアミューズメント体験としての手軽さを重視したのだそう。その思惑通り、原宿の裏路地でこんなにおいしいソフトクリームが食べられるなんて!という驚きと幸福感でいっぱいになった。
ソフトクリームの他、原宿餃子楼の餃子を使った「GYOZA DOG」なるフードメニューも販売している。これはまた近々、「オモハランチ」で紹介しよう。ソフトクリームの新メニューも開発中とのこと。楽しみ。
本格的に暑くなる前に、穴場なクーリングスポットとしてペニーレインをぜひとも抑えておいてほしい。ふと、また食べたくなってしまう、濃厚だけど軽い絶品ソフトクリームを一度お試しあれ。
■ペニーレイン(PENNY LANE)
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目2−7
営業時間:12:00-20:00
※ライブイベント中はイベント終了時まで
イベント:5月25日(土)にペニーレインを拠点とするレコードレーベル「TOKYO PENNY LANE」主催の月イチライブイベントが開催。スタッフの上野るなさんも出演予定。
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