ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus服飾専門学校の先生に、今の仕事を選んだ経緯を聞く機会があった。祖父は絵を描く仕事、実家はレンタルビデオ店という環境で、中学時代からファッション誌を読み、DCブランド店に通い、絵を描くことが好きで東京の服飾専門学校に進学。写真や映画、アートにも興味があり、休学して米国に留学。写真家に弟子入りし、俳優学校で映画の授業を聴講し、アーティストと友達になり、全て試してからファッションを選んで帰国。コンテストで実績を積み、デザイナーの下でデザインやパターンの仕事を経験した上で、学生の成長に携われる現職に就いたそう。進路を探求する姿勢と行動力に感心した。
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コロナ前と様変わりしたことの一つが就職活動。売り手市場の傾向が強まり、就職ナビに登録すればスカウトメールがたくさん届き、個別や合同の企業説明会には主にオンラインで参加。絞り込んでからリアルの説明会に行く学生も多い。
ある就職支援企業は「視野が狭くなりがち」と早期退職を心配し、「方向性を決める前に動き、様々な企業の話を聞くことで、見えてくる道や開くドアもある」と話していた。就活生には自らの足で歩いて可能性を広げ、自分に合う道を見つけてほしいと思う。
(陽)
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