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　リト ストラクチャーは、繊維商社スタイレムで16年間テキスタイルデザイン事業に携わった嶋川美也子が「リト（Rito）」の名義で2016年秋冬シーズンにスタート。2022年春夏シーズンからリト ストラクチャーに改名し、7年にわたってブランドを続けてきた。公式インスタグラムでは「これまでお届けしたアイテムが今後も皆様の生活の中に溶け込んでいましたら嬉しく思います」と綴っている。　なお、公式オンラインストアは9月末ごろまで通常通り運営する予定だという。

Rito

Fashion

「リト ストラクチャー」がブランド休止を発表　23年春夏がラストコレクションに

コレクション

　「リト ストラクチャー（rito structure）」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2023 S/S」で発表した2023年春夏コレクション。

2023 Spring Summer

rito structure

　デザイナー嶋川美也子が手掛ける「リト ストラクチャー（rito structure）」の2022年秋冬コレクション。テーマは「Neo Retro modern」。

2022 Autumn Winter

　デザイナー嶋川美也子が手掛ける「リト ストラクチャー（rito structure）」の2022年プレフォールコレクション。テーマは「Self-Shaping」。

2022 Pre-Fall Collection

　デザイナー嶋川美也子が手掛ける「リト ストラクチャー（rito structure）」の2022年春夏コレクション。テーマは「Fundamental Neutral」。

2022 Spring Summer

　会場では2022年プレスプリングコレクションのアイテムに加えて、「テラ（10¹²TERRA）」とコラボレーションしたオリジナルのグラスプランターとポリエステル繊維をリサイクルした土「TUTTI」のプランターセットをポップアップ限定で販売。プランターセットではミルクブッシュ、クロコダイルファーンなどといった植物をラインナップする。価格帯は1万5400〜2万6400円。TUTTIはポップアップのほかリト ストラクチャーの公式オンラインストアでも取り扱う。価格は1980円。　このほか、「今治謹製」とのコラボタオル3枚セット（9680円／いずれも税込）を先行発売。カラーはアイボリー、グレー、ネイビーの3色を揃える。

リトから改名「リト ストラクチャー」のポップアップが伊勢丹新宿店に、プランターセットを発売

　リトは、繊維商社スタイレムで16年間テキスタイルデザイン事業に携わった嶋川が、2016年秋冬シーズンにスタートしたブランド。海外のメゾンブランド向けのテキスタイル企画の経験を活かしたオリジナル生地開発を武器に、上質な素材や独創的なフォルムを落とし込んだコレクションを提案している。2019年には「Rakuten Fashion Week TOKYO」に初参加し、インスタレーション形式のショーを開催した。販路は自社ECと国内外の卸先で、海外ではパリのサマリテーヌ（La Samaritaine）やロンドンのセルフリッジズ（SELFRIDGES）、韓国のディエチ コルソ コモ（10 corso como）やロッテ百貨店など平均15～20店舗で取り扱いがあるという。　リト ストラクチャーでは、プロダクトデザインやモノ作りなどに関心がある人に向けて、新たなライフスタイルをつくりだすアーキテクトのような存在を目指す。今回のリブランディングについて、嶋川は「デビューから6年目を迎えるにあたり、ブランドの世界観を広げていきたいと思った。グローバル展開の強化と、テキスタイルメーカーとしてサスティナビリティよりもさらに根本的な"循環型ファッション"の取り組み強化を見据え、リブランディングを決めた」と経緯を説明。これまでウィメンズのみだったが、メンズ、ユニセックスのアイテムも製作する。リトのアイテムを購入する男性客が一定数いたことや、メンズアイテムの発売を望む声があったことから、コレクション全体でジェンダーレスに着られるデザインを意識したという。　2022年春夏コレクションは「Fundamental Neutral」をテーマに掲げ、ウィメンズを中心に、メンズ、ユニセックスを含む約50型を製作。男女ともに心地よく、ソフトな機能性や優美な感覚を表現した。リトのミニマルかつ機能的な要素に、「たたむ・繋ぐ・はめ込む」といったプロダクト的なキーワードを掛け合わせ、リブランディング前よりも構築的なデザインを追求。ブランドにとって初のメンズアイテムの製作過程においては、メンズウェアの流行はあまり意識せず、建築やプロダクトデザインの書籍、印象に残った言葉などをインスピレーション源にデザインを行ったという。また、同ブランドを運営するスタイレム瀧定大阪が従来廃棄される繊維をリサイクルし、植物が育つ培地として再利用する「プラスグリーンプロジェクト」を推進していることから、循環型ファッションを意識したモノづくりをコレクションにも反映。リブランディング前と同様にサステナブルな素材を取り入れたほか、できるだけ長くアイテムを愛用してもらえるよう着回しがしやすいデザインを意識した。コレクションの60〜70％に再生繊維や再生ポリエステルをはじめとする環境に配慮した素材を用いたという。　コレクションは、取り外しが可能な格子柄のレースをはめ込んだシャツをはじめ、畳んだ時の美しさを追求したミニマルなシャツ、紐や釦ホールによって過去のアイテムとドッキングさせることができるシリーズ、キュプラ混のタフタで作ったポケッタブルブルゾン、サステナブルな原料であるリネンを用いたオーバージャケット、超極薄の中綿を入れたシャツジャケット、環境に配慮したカポックを中綿に用いたクッションバッグといったアイテムが揃う。カラーパレットには、ホワイトやアイボリー、ベージュ、クロムオレンジ、スティールブルーなどを取り入れた。　今後の展開として、メンズとユニセックスの型数は順次拡大していく予定。海外では特に韓国の卸先との取引が多いことから、今後はアジア市場を重点的に強化していく計画だ。また、国内外の卸先の拡大を図るほか、プラスグリーンプロジェクトと連動したポップアップやイベントといった顧客とのコミュニケーションの機会を増やしていくという。

「リト」がグローバル展開強化に向けてリブランディング、初のメンズウェアを製作

　デザイナー嶋川美也子が手掛ける「リト（Rito）」の2021年秋冬コレクション。

2021 Autumn Winter

　デザイナー嶋川美也子が手掛ける「リト（Rito）」が「Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 A/W」で発表した2021年プレフォールコレクション。

2021 Pre-Fall Collection

　座学016では2部構成で対談や討論を行う。1部は「Rakuten Fashion Week TOKYO 2021 S/S」に参加したデザイナーやジャーナリスト、編集者、ファッションウィークの関係者が2021年春夏の東京コレクションを振り返り、2部では「COVID19 で変わるファッション」がテーマのトークセッションを開催する。モデレーターは前回に引き続き、ビームス（BEAMS）創造研究所シニアクリエイティブディレクターの南馬越一義が担当。登壇者は「カイキ（kaiki）」の飯尾開毅や「ユウショウコバヤシ（yushokobayashi）」の小林裕翔、「リト（Rito）」の嶋川美也子、「パーミニット（PERMINUTE）」の半澤慶樹、「ミーンズワイル（meanswhile）」の藤崎尚大、「こりしょうプロジェクト（KORI-SHOW PROJECT）」の山口壮大らで、追加情報は公式サイトで随時更新される。＞＞ファッションウィーク特設ページはこちら

meanswhile

PERMINUTE

BEAMS

yushokobayashi

ミーンズワイルやパーミニットのデザイナーが登壇、東コレを振り返る「座学016」が開催

　コラボスイーツはリトの2021年春夏コレクションをイメージし、ライチとローズが香るパートドフリュイ「パート ド フリュイライチローズ」（440円）、ピーカンナッツをふんだんに使用したクッキー「ネージュ バニーユ」（520円）、レモンの果汁と果皮を使ったサブレ「サブレ シトロン」（440円／いずれも税込）の3種を用意。33種類全てを購入した人を対象にポーチが配布。ポーチは2021年春夏コレクションに登場したシャツの着脱可能なポケットをベースにデザインしており、透け感のあるシャツと同じ素材を使用した。

Food

リトがひとつまみサイズの菓子専門店「アン グラン」とコラボ、21年春夏コレクションをイメージしたスイーツ発売

　デザイナー嶋川美也子が手掛ける「リト（Rito）」の2021年春夏コレクション。

2021 Spring Summer

「リト」初のショーは素材の多彩な表情を主役に、自然界のカラーパレットで大人の魅力引き出す

2020 Spring Summer

NON TOKYO

BALMUNG

DIET BUTCHER SLIM SKIN

ILL IT

SREU

楽天が冠スポンサー、10月開催の東京ファッションウィークに参加する32ブランドが発表

2018年プレスプリング / クルーズ